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リターンライダーへの道(その後) [車・バイク]

教習所を卒業できたからといって、リターンライダーになれる訳ではない。運転免許センターへ行って大型自動二輪の免許保持者になったからといって、リターンライダーになった訳ではない。自分のバイクを持ち、それを自在に操れてこそ、リターンライダーと呼ばれて相応だと思います。
私が初めて中型自動二輪の免許を持ち、自分のバイク(FZ400R)を購入して初めて公道に出た時のこと、今から35年程前のことですが、鮮明に憶えています。「怖かった」です。四輪と比べて体がむき出しの二輪で、あの雑多な東京の街中を走るのは。そしてその後、教習所で教えられたことは、バイクを公道で乗るに当たっての最低限のことであって、自分のバイクを手に入れたなら、そのバイクとしっかり向き合って、練習しなければならない、ということを知りました。35年後の今、それを思い出しています。その点は、四輪とはちょっと違う感じがします。二輪には公道教習や高速教習はありませんし、四輪はエンストしても転ぶことはありませんが、バイクは自立しませんし、転べばケガをします。
現在の私は、手に入れたバイク(中古ですけど)に毎日乗ることはできませんが、暇を見つけては乗って、このバイクに慣れること・昔の感覚を取り戻すことに精を出しています。ただ、私のリターン先に選んだこのバイク、なかなか手強いです。それは購入前から分かっていたことですが、予想以上でした。結果、購入後一か月間で既に立ちゴケ2回。右側に1回、左側に1回で、カウルに傷が付き、クラッチレバーを折りました(部品をネットで探して自分で交換しました)。体力的な面も要求されるので、加齢による体力低下を否応なく突き付けられます。動体視力の衰えを感じることもたまに有ります。
「このバイクにしてよかった」「もう少し楽に付き合えるバイクの方が良かったかな」「コイツの性能の半分も使えていない自分の未熟さを何とかすべき」等の思いが何時も交錯します。それでも自分が気に入って買ったバイクです。「リターンライダーです」とは言えますが、胸を張って言えるほど上手くはないのが現状です。これから夏の酷暑の中でのライディングは厳しいですが、早朝を狙って、誰にも迷惑を掛けない所で、自分なりのペースで、秘かに腕を磨くことにします。そしていつか慣れてきたら、またこの場でご報告しようと思っています。ここで焦って事故でも起こしたら、元も子もないですから。まあ、長~い眼で見てやってください。

リターンライダーfinal.jpg


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