SSブログ

朝定食 [日々の徒然]

私が大学進学の為に家を出てから一昨年に両親が亡くなるまで、その間一度も親と一緒に住むことはありませんでした。けれど顔を合わせると母は決まって、「ちゃんと食べてる?」と言いました。戦後の食糧難の時代に育ったせいでしょうか、三食キッチリ食べなさい、というのが今も耳の奥に残っています。学生の頃は、トーストを口にくわえながら電車に乗ったこともありますし、部活帰りに買い食いしたこともあります。それでも何となく今まで、毎日三食とっています。
その三食のなかで軽視されがちな朝食ですが、最近はいろんな飲食店で「朝食セット」や「朝食定食」なるものがあります。あの牛丼の全国的チェーン店でもそうで、以前から気になっていたので食べてみました。
吉野家・松屋・すき屋、この三店舗は我が街にもありますし、いづれも朝食セットがメニューに載っています。注文できる時間の制限はありまして、吉野家(4時~11時)、松屋(5時~11時)、すき家(5時~11時)です。内容は同じように思えたのですが、どこで食べても同じようなもの、ではないことが、今回食べ比べて感じましたので、書かせていただきます(あくまで私個人の感想です)。

朝食・吉野家.jpg

比較にあたって卵料理は定番の目玉焼きにして、ご飯は並盛、牛丼店の朝食ですから、選べる小鉢は牛小鉢に統一します。まずは吉野家は「ハムエッグ牛小鉢定食」。鉄板で焼いた目玉焼きとハム、それにサラダ&味噌汁、そして牛小鉢です。もう少しハムの厚みが欲しいとは思いましたが、目玉焼きをご飯の上に乗せて食べる私には、この鉄板で出てくる点は好印象。牛小鉢は牛丼で使われるそのもので、小鉢というので一口で食べられる量かと思ったら、もう少し多かった。やはりこの牛肉については吉野家が一番好き(きわめて個人的感想ですが)。お値段は税込536円です。

朝食・すき屋.jpg

次にすき屋の「牛小鉢ベーコンエッグ朝食」。目玉焼きに添えられるのがベーコンになってサラダと一緒に皿盛りです。まあ食べてしまえば同じなのですが、サラダにはドレッシングをかけたいので、別容器の方がよかったかな。でも、焼き海苔が付いてくるのはプラス印象です。牛小鉢も同じような量で一口以上。お値段は税込450円。

朝食・松屋.jpg

最後は松屋の「ソーセージエッグ定食」。こちらの牛小鉢も同じような量で焼き海苔も付いています。目玉焼きとソーセージとサラダは同一皿に盛られています。他店のハムやベーコンがソーセージになりましたが、その差は特に感じられず、牛小鉢も同じような量。ただ付けられている白菜の漬物が私好みでしたから、この点で個人的な印象アップ。お値段は最安値の420円税込。

で、三店舗食べて比べてみて私の一番は「松屋」でした。牛小鉢単体なら断然吉野家ですが、食べ終わった際の満足感では松屋でした。それに加えて、焼き海苔・味噌汁・漬物など全部あって500円でお釣りが来るコストパフォーマンスの良さ。ワンコインでお釣りが来るのが朝食でしょう、というのが私の結論です。ちなみにこの松屋の朝食をダブルエッグにして、ご飯を大盛りにして、午前11時くらいに食べれば、もう満腹で昼食替わりになります。これでも税込480円でワンコインでお釣りが来ます。もちろん「食」なんて極めて個人差が出るものですから、あくまで私の個人的感想です。でも、気軽にサッと行けてサッと食べられるのが牛丼店の朝食。なかなか捨てがたいです。
(今回の掲載画像は、各社のホームページから引用させていただきました、スミマセン。また価格はこの記事掲載当時のものです)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感