SSブログ

家族旅行 2023(前編) [異国・旅・旅行]

一年に一度、家族五人揃って旅行に行っているのは、このブログで過去何度もご紹介しました。そして、今年も行ってきました。

家族旅行2023-1-01.jpg

故郷であるこの地に住んでいる私たち夫婦と次男、東京で生活している長女と長男、それぞれが社会人として生活している以上、個別には会えたとしても、全員が顔を合わせるというのは難しくなっています。でも、これはしかたないことでしょう。そこで(誰がいつ発案したのかは忘れてしまいましたが)年に一度は休みを合わせて、家族全員で旅行に行くことが恒例となっています。
2017年に八ヶ岳山麓へ、2018年はアクアラインを通って千葉県へ(鋸山)、2019年は伊豆に集合して伊良湖まで、2020年はコロナ禍の影響で行けず、2021年は熱海へ、2022年は私の希望で北海道北部へ、そして6回目となる今年2023年は、実はなかなか行き先と日程が決まらなかったのですが、初の東北へ足を踏み入れることにしました。

家族旅行2023-1-02.jpg

この家族旅行の本来の目的が、観光地を周遊するのではなく、ちょっとリッチ(私達にとっては)なホテルに泊まって、久しぶりに顔を合わせた家族全員でのんびり過ごす、というものです。今回は日程的に一泊二日となったので、東北といってもその入り口の磐梯山&猪苗代湖となりました。集合は東京駅、そこから新幹線に乗って郡山まで、そこでレンタカーを借りて磐梯山の麓を走ります(しかし、当日は晴れて真夏の暑さでした)。

家族旅行2023-1-03.jpg

家族旅行2023-1-04.jpg

最初の目的地は、喜多方。私がどうしても「本場の喜多方ラーメンを食べたい!」と言ったからなのですが、本場の喜多方ラーメンと言えば、まずこの「坂内食堂」でしょう。着いたのが昼頃で、既に店前には行列ができていましたが、40分程並んで店内に入れました。ちなみに上の写真で並んでいる方々が黒い傘をさしてますが、これはお店が用意してくれた日傘です。で、私が食べたのは「肉そば(チャーシュー麵)」です。

家族旅行2023-1-05.jpg

家族旅行2023-1-06.jpg

正直に言うと、この坂内食堂の喜多方ラーメンは私の想像とはちょっと違って、鶏がら感の強いスープでした。喜多方市には多くのラーメン店があって、(初めて行ったので定かではありませんが)それぞれの店が味やメニューにこだわっていると思われます。なので各店を食べ比べてみると面白いかもしれませんね。

家族旅行2023-1-07.jpg

家族旅行2023-1-08.jpg

喜多方市から裏磐梯の檜原湖を抜けて、早々にホテルに向かいます。ホテルでのんびり過ごすのがこの旅行の趣旨ですから、ホテルには15時過ぎにはチェックイン。

家族旅行2023-1-09.jpg

五人一部屋に泊まれる部屋はそんなに多く無く、メゾネットタイプのスイートルームを予約してありました。リビングは、家族が寝ころびながら談話できるほどの十分な広さと快適さがあります。室内階段を上がればベッドルームなのですが、ここも5つのベッドでも窮屈さは皆無で、家族全員がこの心地良さを気に入りました。早々にチェックインした甲斐があったと思います。

家族旅行2023-1-10.jpg

家族旅行2023-1-11.jpg

時間がたっぷりあるので、その後は温泉や食事を楽しみながら、久しぶりに家族全員が顔をそろえての談笑を楽しみました。
ホテル裏側は広い斜面になっていて、リフトも見えましたから、冬はきっとスキーやスノーボードを楽しむ方々で一杯になるのでしょうね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「神は我を見捨てず・・・」 [本・映画・アニメ・詩歌]

加齢のせいでしょうか、どうも昔聞いたフレーズが頭の中でフッと蘇ることがあります。でも、「はて、どこで聞いた? どこで読んだ?」と記憶を辿らなければならないのは、やっぱり歳のせいでしょうかね。このフレーズも何処から出てきたのかすっかり忘れていましたが、現在はインターネットという便利道具がありますから、簡単に検索できます。で、分かりました。1980年代に連載されていた漫画「ふたり鷹」(新谷かおる氏作)の最終盤に出てくるフレーズでした。
同じ日に同じ病院で生まれ、同じ「鷹」という名前を持つ沢渡鷹と東条鷹を主人公に、二輪の耐久レースを戦うようになる物語です。実在人物も登場しますし、シビアなレースの世界の中で、新谷かおる氏特有のコミカル感もあって、なかなか楽しめます。我が家には文庫本サイズ全11巻がずいぶん前から鎮座しております(今回取り出したら結構日焼けしてましたが)。この物語の終盤、二人の鷹は同じチームで世界耐久選手権を戦うのですが、年間優勝の掛かったボルドール24時間レースにおいて東条鷹が転倒してしまい、その再スタートの際に出てきたのが、この「神は我を見捨てず、ふたたび剣をとりて・・・戦え、とのたもうた!!」のフレーズでした。その後は修理の為に時間を取られ、トップと11周差でコースインしますが、デビッド・アルダナ(実在のレーサー)と沢渡鷹の鬼神のような追い上げで、最後は東条鷹のライディングで優勝を勝ち取り、4年に渡る物語を終えたのでした。

神は我を見捨てず1.jpg

まあ、いくら耐久レースとはいえ、11周もの差を乗り越えて優勝するなど、漫画の世界しか成し得ないとは思います。けれど、どうもこういった話にのめり込むと熱いものがあります。この最終戦は物語最終盤ということもあって、過去の登場人物やその背景なども描かれていたりして、ラストに向けての盛り上りもあって、愛読者には刺さる内容なので、きっと私の頭の片隅にこのフレーズが残ったのだと思います。そういえば同じバイクレースを舞台にした漫画「バリバリ伝説」(過去にこの前のブログでも紹介しました)でも、巨摩郡のノービス時代に出場した鈴鹿4時間耐久レースで、ペアライダーの聖秀吉が転倒して、バイクを押してピットに戻り、周回遅れになりながらもその後の怒涛の追い上げで優勝したシーンは前半のハイライトだったと思います。また、映画「汚れた英雄」(これも過去に紹介しました)でも、シリーズ最終戦で北野晶夫が転倒しながらも最後には優勝してシリーズチャンピオンになって、世界へ飛び立って行ったシーンもありました。バイクレース作品だけでもそんなシーンが有りますから、もっと裾野を広げてスポーツを題材とした作品などでは、最終盤に盛り上げる常套手段なのかもしれませんし、逆に惜しくも願い届かずに余韻を残す最後もまた、よくある形なのかもしれません。
漫画であれ、小説であれ、映画であれ、いづれにせよフィクションで、読む者・見る者に疑似体験を抱かせ、その琴線に触れさせることで価値や評価を得る作品なのですから、もし気に入った作品、興味を持った作品に出合えたのなら、冷静に「そんなバカな」と思わずに、素直に感動してみるのは悪いことではないと思います。こんな情報過多の時代で、その殆どが何ら触れられず通り過ぎ、万が一自らが触れられてもスルーするものが多いのに、僅かでも良い感情を湧き立たせてくれた作品を見つけられたなら、それはきっと貴重だと思うからです。

神は我を見捨てず2.jpg



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー