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ユニクロサッカーキッズ [写真・撮影]

サッカーの写真を撮り始めて、ちょうど丸18年が過ぎ、19年目に突入です(いつまで続けられるかなぁ)。
さて、サッカーを撮ってきて「一番難しい」と私が感じたのは、どんなサッカーだったでしょう? 高校選手権の決勝戦? 皇后杯や天皇杯の試合? なでしこリーグやJリーグの試合? いやいや、そうではないです。私が一番撮るのが難しいと思うのは、未就学児(幼稚園児)のサッカーです。

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日本サッカー協会(JFA)は、サッカー人口のすそ野を広げるべく、衣料品大手のユニクロとタイアップして、「JFAユニクロサッカーキッズ大会」を全国各地で行っています。その大会が先日我が県でも行われ、私もカメラマンとして参加しました。ただし、「参加者全員を撮るのは無理ですからね」と念を押して。というのも、我が愚息達が幼稚園児の時に撮ったことを思い出したからです。一つのボールに全員が集まって、そこから何とか蹴る(ゴールが分からない子もいますし)という風になることは分かっていました。そんな団子状態で一人一人撮ることなど到底無理。しかも殆どの子が足元のボールを見続けるのですから、下を向いたまま。これでは顔を撮れない。

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もうここは気持ちを切り替えて、いつもの試合を撮る感じではなく、イベント風景を撮るつもりで臨みました。試合と言っても勝敗など論外で、ボールを蹴る楽しさを感じてもらうイベントなのです。聞けば、278名の未就学児が集まり、5面用意したピッチで5分ハーフの試合を次から次と行っていきます。私はその5面を周りながら、スナップ写真の感覚で撮っていくつもりだったのですが、やはり私にはこのような撮影は不慣れ。きっと幼稚園の遠足や運動会を撮っているプロカメラマンの方がずっと効率よく撮ったことでしょう(当日はそんなカメラマンも来てました)。

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ところが、JFAから担当者が東京から来ていて、「JFAのホームページに載せる写真が欲しい」との要望が突然来てしまいました。JFAのホームページに私の撮った写真が使われるなんて光栄なことですが、もう気軽に撮るわけにもいかない。そこから孤軍奮闘(自分なりに)。3時間ほどで終わったこのイベントに、実に1400枚ものショット数。予想した通り、歩留まりは最悪。でも、急いで帰宅して、JFA担当者に数十枚を送ることができ、何とか無事に掲載されました。
https://www.jfa.jp/grass_roots/festival/kidsfestival-usk/
「この子は上手い」と思えるような子が数人いましたが、まだ未就学児ですから、これからです。まずはこの秋空の下、ボールを蹴る楽しさを感じて欲しいイベントで、タイアップしていただいたユニクロさんには感謝です。そして「たとえ少子化が進んでもサッカー人口は減らない」となったら万々歳かな、と思った一日でした。

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