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東京へ(ソロツーリング 中編) [異国・旅・旅行]

さて二日目です。この日も快晴。朝8時に出発して、富士山の裾野を走ります。いや~、朝だったことと高地だったことで涼しくて快適。もちろん、渋滞もなくスイスイ走れます。こういった道を走ると、バイクで来てよかったなあ、としみじみ思いました。

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バイクの高速道路料金は軽自動車と同じなのですが、「それは不公平だろう」という意見もあって、またコロナ禍でのバイクブームの到来で利用者増を見込めるという狙いもあって、高速道路各社が「ツーリングプラン」というバイク専用の割引プランを設けています。もちろんETC割引ですから、バイクにETC車載器が搭載されていないと利用できないのですが、定額で一定範囲内の高速道路を乗り降り自由というプランは、「得は有っても損は無い」と思い、事前に申し込んでありました。ネットから会員登録して、ETC車載器の番号等を登録、利用プランと利用日を申し込めばOKです。今回のツーリングに当たって私は「首都圏 東名・中央道コースミニ」というプランを申し込みましたが、下図の範囲内の高速道路は指定日(2日間)内はどこで乗ってどこで降りても2500円の定額です(一部の有料道路は含まれません)。

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https://hayatabi.c-nexco.co.jp/page/?id=158
富士山の裾野を走って、裾野ICで東名高速道路に乗り、本日の目的地&宿泊地である東京都多摩市を目指します。一日目もそうでしたが、この日も東名高速道路は渋滞も無く、快晴ですから日に照らされ続けますが、渋滞さえなければ常に走行風を受けてますから暑くはなかったです。フルカウル車で、しかも純正よりちょっと大きいスクリーンを装着している私のCBR650Fは、ちょうど良い走行風が当たり、高速走行はストレス無く走れました。しかし高速道路を降りてしまうと、そこは都会の渋滞。行程的にしかたないとはいえ、一般道の渋滞は面白くも楽しくもなく、我慢ですね。目的地の多摩には予定通り昼頃に到着しましたが、汗びっしょりになってしまいました。
バイクで東京に行くとなると、駐車場所の確保が重要になります。自動車用は、昨今ではコインパーキングがどこにでもありますから困りませんが、バイクとなると一苦労です。小型ではないバイクを道端に路上駐車という訳にもいかないし、できれば屋根がある場所が良いし、バイク駐車可でも125cc以下という所が多いし、一晩停めるとなると防犯上の点で自動車よりも気を付けることが多いです。事前にいろいろ調べて行ったのですが、第一候補の有料駐輪場は満車。そこで近くの別の駐輪場を教えてもらい、やっと停めることができました。都会は一方通行の道が多くて、これだけで1時間ほどと大量の汗が必要でした。125cc以上のバイク用駐輪場はまだまだ少ないのが実情です。

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以前から約束してあった場所で長女と落ち合い、遅めのランチを一緒に取り、予約してあったビジネスホテルにチェックイン。とにかく荷物を下ろして、このプロテクターが入り、汗でグッショリのウエアを脱ぎたかった。シャワーを浴びて着替えて一服。夕方に、これも約束していた場所で旧友と落ち合い、近くの店で男二人、23時過ぎまで食べながら語らい合いました。それまで電話では何度も話していましたが、30年以上顔を合わせていない友の姿は、やはり私の記憶からはかなり離れていて、最初は即座に見つけられませんでした(彼はすぐに私を見つけて声を掛けてきましたが)。それでも面と向かって6時間以上も話していれば、様々な話題が出て尽きません。その旧友は私と同じ歳ですが(彼は独身)、今時では珍しいくらいの苦労人で、私の知らない30年以上という長い年月の間でも、様々な苦労を重ねて今に至っていることを知りました。それでも今の生活や立場に満足している、と言い、この歳になると老後のことが心配になるのですが、その点でもしっかり考えて準備していることが分かり、近縁者でもないのに妙に安心した気分になったのでした。やはり顔を見て話すということが、人との付き合いでは大事であると痛感した一夜でした。




三日目です


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