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クラウン・クロスオーバー購入記(後編) [車・バイク]

ところがです。今年10月にトヨタディーラーの担当者から連絡があり、来月中に納車できる見込みだと言うではありませんか。トヨタ自動車の生産体制が良くなったのかどうか分かりませんが、8~9か月という納期が4か月に早まって困ることはありません。早速ハリアーGR SPORTの売却先を探して別れを告げ、クラウン・クロスオーバーの納車となったのでした。

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新車購入での一番のメリットは、車の色が自由に選べることだと思います。このクラウン・クロスオーバー購入に当たって、グレードやオプションには悩みませんでしたが、色には悩みました。「白が一番人気で、下取りも高いですよ」と担当者に言われるまでもなく分かっていたのですが、我が街でもやっと見かけるようになったクラウン・クロスオーバーは殆どが白色で、白は没個性、との考えも過ります。では他の色は?といえば、この車にはそれほど多色が用意されている訳でもなく、従来のクラウンのイメージを拭い去ったクロスオーバーのフォルムを考えれば、白色が一番引き立つようにも見えて、悩んだ末にハリアーと同じホワイト・パールにしました。
オプションとして付けたのは、前回書いたように「ドライバーサポートパッケージ1」とフロアマットなどの一般的なもののみ。サービスでボディコーティングをしてもらいましたが、ETC2.0もドライブレコーダーもナビゲーションも付いているので、追加で考える必要も無く、その点では比較的シンプルな注文でした。そして約4か月待って私の目前に現れた白いクラウン・クロスオーバーに、一目見て(やはり)ニヤリとしてしまいました。

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これまで自動車の購入なんて何回も経験してきたし、その都度の納車説明も受けてきましたが、今回のクラウン・クロスオーバーが今までで一番長かった。説明すべき点、私の分からない点が多かったからなのですが、実は今でもまだ完全には理解できていないことも多々有ります。それだけ電子機能、先進安全機能が充実しているということでしょうが、その分複雑で、理解する・設定するのに時間がかかります。これは間違いなく、年配者向けの車ではないと確信しています。
乗り込んでまず従来の車との一番の違いを感じるのが、フル液晶になったメーターパネルでしょう。既にバイクでも標準になりつつあるので自動車でも当然なのでしょうが、フル液晶になった為に様々な情報を表示でき、更にそのデザインも何種類か用意されていて、ユーザーが自由にメーターをカスタマイズできます。その画面で各種設定できるのですが、「LDA」「BSM」「PCS」「PDA」「RCTA」「RCD」「PKSB」「SEA」などという項目が出てきます。これって何?と思いませんか。私も既に還暦過ぎですから年配者に入るのでしょうが、これほど納車時に理解できないのも初めてです。「まあ、安全装備については全てONにしておきますので、不必要ならその都度OFFにしてください」と担当者に言われましたが、とにかくぶつけない・間違わないような機能がてんこ盛りのようです(そういう意味では年配者向け?)。これまで納車時に見たことなど無い取扱説明書は、さぞかし分厚いものだろうと思ったら、「それはトヨタのホームページからパソコンやスマホで見て下さい」とのこと。まあ今ではカメラや家電製品でもそういった形式ですから仕方ないのかもしれませんが、これは何だか手強そう。停車してアレコレやっていたら、私のスマホに「施錠されていませんよ」というメールが届く始末。この車とメーカーと登録した私のスマホとが繋がっているようで、便利だけどお節介なこともあるようなのです。なので本来はここでファーストインプレッションを書くべきところでしょうが、現時点ではまだこの車の全体像が把握できていないので、もう少し後にします。

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現時点でオドメーター300km程。ちょっと乗った感じで、すぐに後輪操舵は感じました。前任のハリアーGR SPORT(全長4770mm ホイールベース2660mm)に比べこのクラウン・クロスオーバー(全長4930mm ホイールベース2850mm)はかなり長いのですが、この後輪操舵機能のお陰で最小回転半径はほぼ同じで、ハリアーと変わらぬ操舵ができます。また燃料タンクは55リットルですが、満タンにしたら「航続可能距離1000km」と出るのは、さすがハイブリッド(ホントに1000km走れるのか分かりませんが)。室内は前任車より明らかに静かですが、ピンポン音やアナウンスがいろいろ流れてきて、煩わしく感じることも。ナビは・・・、まだ分かりません。まあ今ご報告できるのはこれぐらいです。
さて、意外にも早くやって来た我が家のクラウン・クロスオーバー。これから解読しながら、この年末年始を乗り続けていきます。

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ラゲッジ・マット


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クラウン・クロスオーバー購入記(前編) [車・バイク]

本当は現行プリウスが欲しかったのです。

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今年年頭に発表されたプリウスを一目見て気に入ってしまい、次期候補筆頭に思っていました。ただ発売当初は予約殺到だろうし、ハリアーGR SPORTにもまだまだ魅力を感じていたので、そんなに焦ってはいませんでした。なので、ハリアーの2回目の車検は受けるつもりでした。その車検の前後にトヨタディーラーに行った際に、見積もりと納期などを確認したのですが、その時(今年の6月末~7月初め)でのプリウスの納期が、何と20~22か月待ち! しかも店員曰く「あと39台です」とのこと。39台予約を受けたら予約受付停止だとか。普通は発売されたら2~3年後にマイナーチェンジが行われ、価格や仕様が変更されますが、そのマイナーチェンジまでに納車されるには、今すぐに予約しないといけない、ということだそうです。しかし冷静に考えれば、今予約して22ヶ月先に納車されても、すぐにマイナーチェンジが行われるということ。長い期間待って、やっと納車されたら直ぐにマイナーチェンジって、ちょっと買う気が無くなってしまいました。これには様々な理由があるのでしょうが、「こんな長い納期を解消しないで、次々と新型車を出すなんて・・・」とぼやいていた店員の気持ちも分かります。そんなことで、次期車筆頭候補のプリウスは諦めたのでした。
現在はどこのトヨタディーラーに行っても、トヨタ車全車が購入可能です。そのディーラーでも現行ハリアーをはじめ様々な車が展示されていましたが、どれも良い車でしょうがピンと来ない。ただ唯一未来感を感じさせるのがクラウン・クロスオーバーでした。「いつかはクラウン」などというキャッチフレーズは、たぶん昭和年代の人しか知らないでしょう。私も純国産セダンに乗るなど考えてもみませんでした。しかし昨秋発売開始されたクラウン・クロスオーバーは、セダンとSUVを融合したようなスタイリングで話題となりましたし、私もその先進性を感じる外観には好印象を思っていました。カタログを貰ってじっくり眺めてみれば、最新の安全機能を始め、内容も実に先進的です。全長は長いですが、車幅はハリアーとほとんど同じで、我が家のガレージにも問題無し。ただ車格的にはプリウスより上ですので、価格差も無視できないレベルです。さてどうするか、一週間程悩みました。なお、その時のクラウン・クロスオーバーの納期は8~9か月程とのことでした。
ディーラ―担当者との打ち合わせとカタログをじっくり見て分かったことがあります。実際のクラウン・クロスオーバーの販売は上位グレード中心らしいのですが、私的には本革シートなど必要性を感じませんし、もちろんハイオク仕様のターボモデルも眼中に無く、ハリアーGR SPORTに替わっての車には快適性重視なので、話題の21インチタイヤでなくても良いだろう、そう考えれば下位グレードで十分ではないか、と。最下位の「X」は業務車的なので避けるとして、次の「G」でも必要十分な装備だと思いました。ただディーラ―担当者から、オプションとして「ドライバーサポートパッケージ1」を付けることを勧められました。これを付ければ、Gの一つ上の「G dvanced」との装備差(特に安全装備の面での差)がほぼ無くなります(あくまで私の欲しい装備での話です)。GとG dvancedの価格差は35万円ですから、私的にはG+ドライバーサポートパッケージ1が最もコストパフォーマンスが良いと思いました。そこまで検討して値引き交渉に入ったのですが、なかなか渋かったですね。当初考えていたプリウスの見積もりに比べれば、100万円近い差が有りました。
ただ考えてみれば、このクラウン・クロスオーバーと当初の候補車プリウスでは、納期が一年以上差が有ります。今乗っているハリアーGR SPORTは車検を通したばかりですので、(車の無い生活はできない地方在住者ですから)それまで十分乗れるとして、納車時のハリアーの売却額が8か月先と20か月先とではかなり違います。現行の4代目ハリアーの発売開始は2020年ですから、プリウスを待っている間にもしハリアーがモデルチェンジでもしたら、私のハリアーは2世代前となり、売却額は今よりもっと落ちることが考えられます。その点を考慮すれば、クラウン・クロスオーバーとプリウスの価格差はグッと縮まります。う~ん、と暫し考えて、思い切ってクラウン・クロスオーバーの発注契約書を交わしたのが、ことし7月上旬のことでした。その時は、来年の2~3月納車予定と言われました。



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さらば、ハリアー(HARRIER GR SPORT) [車・バイク]

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HARRIER GR SPORTを購入したのは2018年7月のこと。それ以来、日常の足として、家族を乗せての移動手段として、そして県内各所のサッカー場を巡る相棒として、過不足無く使ってきました。未だ魅力が衰えたとは思っていませんでしたが、かといってこのままずっと乗り続けるのもなあ、と考え始めたのは、今年2回目の車検を迎える時でした。自動車業界はまだ半導体不足の影響から抜け出せていないのでしょうか、注文してから納車まで一年近く、いやそれ以上かかる車種も有るとか。その影響が比較的少ないと言われる軽自動車ですが、今年我が家が購入したダイハツのキャンバスは、発注してから納車まで半年かかりましたから、普通車、特に人気車種はもっと納期がかかるのはしかたないのかもしれません。実際にディーラーに行って話をうかがっても、人気車種では一年以上待ちの状態だとか。早々にその状態を脱する見込みが無いのが分かると、余裕をもって予約を入れておくのが得策、との考えから、ある車種(後日ご報告します)の予約を入れて、ハリアーの2回目の車検を受けたのが今年6月下旬のことでした。その時は一年待ちと言われたのですが、まあこのハリアーが嫌いになった訳でも不具合が発生した訳でもないので、気軽に待てばイイや、と思っていたのです。ところがその予定に反して先月ディーラーから電話があり、11月末には納車できると言うではありませんか。全くこの辺りのことは流動的ですね。でも納車が早まって嬉しさは有っても困ることは有りませんので、先日5年5か月程お世話になった我が家のハリアーとお別れすることとなりました。

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このハリアー(DBA-ASU65W)の前にも、ハリアー4WD(CBA-ACU30W)に乗っていたことは、過去記事にて書きました。今やSUVは当たり前となった感が有りますが、それまでスポーツカー・スポーティカーしか乗ってこなかった私に、一目見て所有欲を掻き立てられたのがトヨタ・ハリアーで、SUVが流行りだした頃の2005年に新車購入に至ったのでした。この先代ハリアーには9年11万km乗って別れたのですが、このハリアーGR SPORTも2018年7月に新車購入して、5年5か月29000km程でお別れとなりました。

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このハリアーGR SPORTを振り返ってみれば、購入時に「足が硬いですよ」とのディーラースタッフの言うとおり、今時の車にしてはかなり攻めた足回りでした。けれど先代ハリアーもスプリングを変えて車高を5cm落として乗っていた私にはさほど苦も無く、また一年もすれば馴染んできて、不快感より安心感の方が勝って乗っていました。これは単に足回りを固めただけでなく、各種強化パーツの追加装着とスポット溶接増しでシャシー剛性が高められてる故の結果であって、その点はさすがメーカー自身が手を掛けたGRモデルだと思われます。それに加え、純正モデルとは明らかに違う野太い排気音はなかなかに迫力があり、やる気にさせてくれます。ただエンジンはノンターボなので完全にシャシー性能の方が勝っていましたが、モード切替で明らかに高回転を使う「SPORT」にすれば、刺激的なエキゾーストを伴って、そこそこスポーツカー的な乗り方もできます。エアロパーツの追加等でノーマルとは一目でわかる外観は今でも気に入っていますし、古さは感じません。内装も豪華ではありませんが、シートも明らかにホールドの良いものに、ステアリングも明らかに小径のものに替えられ、各部に「GR」のロゴが見られて特別感を感じます。その後モデルチェンジした現行ハリアーよりもずっとスポーツテイストを感じられて、私は今でも好きです。専用の大径タイヤを履いている割には燃費もそこそこで、約29000kmの総走行距離の平均燃費はリッター当たり10kmを超えました。ノンターボでしたからレギュラーガソリン仕様で、今のガソリン高騰期にも助かりました。それらの点で考えれば、手放すのは惜しい気持ちも、もちろん有ります。
ただ、歳ですかね、昔ほど車に対してスポーツ性を求めなくなってきたのを自覚するようになりました。その点は、還暦過ぎてリターンライダーになってスポーツ系のバイクに乗るようになり、マニュアルミッションのダイレクト感、剝き身で走る爽快感など、そちらで十分満たされているからかもしれません。自動車には以前よりも快適性を重視するようになったのは事実です。いくら気に入っていると言えども永遠に乗り続けることはできず、複数台を所有できるほどの経済力も無く、いつかは別れるとなれば、この辺りが潮時かな、と思い至った次第です。

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5年5か月約29000kmを共にした私のハリアーGR SPORT。無事故無違反で過ごし、屋根付き駐車場故に塗装の劣化も最小限で、今見ても十分美しいフォルムだと改めて感じました。物を擬人化するのは好きではありませんが、自動車にはどうしてもそんな感情を抱いてしまう私です。良い車でした。私の車ライフの中で最後の純ガソリンエンジン車になるかもしれませんが、きっと記憶に残る車の一台になるでしょう。ホント、イイ奴だったよキミは。
さらば!、HARRIER GR SPORT!

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(なお、今でも人気車のハリアーの特別仕様車のせいか、売却額は思っていたよりずっと高額でした)


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