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特別警報 [巷の雑感・時の想い]

昨日8月9日午後6時ころ、会社で使っている携帯電話が、普段聞いたことのない音で鳴りだしました。何コレ?って見てみると、
「大雨による特別警報が発令されました。ただちに命を守る行動をとってください」
と。いや~、こんなの初めての経験。仕事中なんですけど、命を守る行動って、どうしましょう。

特別警報.jpg

その後いろいろ聞いてみると、市内を流れる川が危険水位に達したとか、「避難勧告」よりも一歩進んだ「避難指示」が市内全域に出ているとか。これはまず、サッサと仕事を片付けて帰宅した方が良い、と思って、午後7時過ぎには家に帰り、テレビのニュースを見てました。
我が家は特に低地に有る訳でもなく、近くに氾濫しそうな河川が有る訳でもなく、市内中心部にある3階建ての3階なんですけど、避難しないといけないのかなあ~。こんなの出ると、妙に不安になってきますね。家内の実家からも、「大丈夫なの?」って電話が入りました。
コレを書いている8月10日午前9時現在、雨は止んでいて、風が強いです。空を見上げれば、雲の動きは慌ただしいですね。またいつザーッと来てもおかしくない感じ。特別警報ですから、避難した方が良いのは分かりますが、もう少し詳しく「どの河川が危ないのか」「どの地区が浸水しているのか、いないのか」などの情報が欲しいですね。ただ単に、市内全域に特別警報や避難指示を出すだけでは、かえって不安を煽りそうな気がします。


では、仕事に行ってきます。






さて、今さっき帰宅しました。もうこの時間では我が地方は、警報も天候も収束に向かいつつあるようです。
この特別警報とは、気象庁が平成25年8月30日より運用を開始したそうで、我が地方に適用されたのは、もちろん今回が初めてですが、東日本大震災の教訓を生かすべく設定されたもので、「周囲の状況や避難情報を確認し、ただちに命を守るための行動をとってください」という事だそうです。その避難情報も、避難勧告よりも重い避難指示です。これも「人的被害の発生する危険性が非常に高い状況です。直ちに避難してください。」という意味だそうです。つまりは、気象的に極めて厳しい状況だということです。それなのに、今日一日外を廻ってみて、平然と営業している店舗が多く見られます。コンビニなどで休んでいる店は皆無。スーパーやドラッグストア、飲食店なども営業してます。個人営業に近い小さな店舗はシャッターを下ろしている処もありましたが。
店舗が営業しているということは、そこで働いている従業員が必ず居るということで、彼ら・彼女たちは「警報」が発令され、「避難指示」が出ているのに、家から出社したということです。そして店舗経営者が店を開ける決断をしたということは、それを要求したということです。そう考えれば、何のための特別警報なのでしょう、避難指示なのでしょう。確かに、警察や消防、地方自治体の関係部署、ライフラインと呼ばれる公共性が求められる会社などでは、万が一に備えて出社しなければならないことは、誰にでも分かります。しかしそれ以外の営利目的の一般企業が営業する、つまり従業員に出社を要求する、というのはどうなんでしょう。通勤途上で、仕事中で、何らかの被害に合ったら、会社責任者はどのような弁明ができるのでしょうか。
幸いかどうか分かりませんが、今日は日曜日、しかも既にお盆休みに入っている企業もあることから、実際にこの暴風雨の中で働いている人は、普段よりずっと少なかったことと思われます。それでも郵便局や宅配便の車は走り、ショッピングセンターの駐車場は多くの車で埋まっています。日本人的勤勉さは美徳の一つなのかもしれませんが、時と場合に応じては、強制休業させて従業員の命を守ることも考えなければ、こうした警報や指示が何か起こった時の単なる役所や政府の言い訳(警報や指示を出しているのに、従わなかった方が悪い)になってしまうのではないか、と思った一日でした。

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