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歯医者 [日々の徒然]

まあ、歯医者が好き、という人も少ないかと思いますが、私は歯医者が嫌いです。

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なぜにこうも嫌いになったのか、それは歯医者通いが長いからです。もう人生の1/4は歯医者通いしているのではないか、という程の経験を持ってます(まったく自慢ではないです)。それなのに、慣れるということが全く無いのが歯医者。辛い記憶だけが蓄積されていくのです。だいたい、あの歯を削る音がいけません。あの音だけで脳神経を大いに刺激してくれます。それに加えて、治療中のいきなりやってくるチクリとする痛み。アレには、どんなに身構えていても耐えられません。いろんな歯医者にお世話になった経験はありますが、大なり小なり、これはありますよね。治療が終われば、もう二度とこんな目には合うまい、とシッカリ心に決めて、翌日から歯磨きに精を出すのですが、また・・・。
風邪を引いた、とか、お腹が痛い、というのは、まあ市販の薬を飲んで寝ていれば治ることも多いのですが、歯が痛い、だけはそうはいかない。まずもって、自然に治ることは無いので、如何に早急に歯医者に通う予定を作るか、がその後の通院の楽さ加減を大いに左右します。今回も、もっと早急に出向けばよかったのですが、このところ某用件に掛りっきりで、グズグスしているうちに日増しに悪化。やっと昨日行って、痛み止めの薬を手に帰ってきました。こんな薬を出されるということは・・・(涙)。

このブログをご覧の方で、歯医者さんがいたら、申し訳ありません。お世話になっているのに、嫌いだなんて、もう言いませんから・・・

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リベンジ [巷の雑感・時の想い]

年中サッカーを撮っている私ですが、日本で行われるスポーツは多種多様。既にシーズンを終えた競技、今が佳境の競技、これから始まる競技と様々ですね。毎週末、何処かで何かの競技が行われるのが今の日本であり、新聞・テレビ・雑誌などのメディアで報道されます。いや、今はインターネットの普及によって、リアルタイムで経過や結果が分かる時代です。それ自体は良い事で、日本が平和で豊かな証なのかもしれません。
どんな競技であれ、試合とは勝負であって、それは勝者と敗者を否応なく作り出します。勝者には、それまでの辛苦の結果得られた喜びと称賛が、敗者には、報われなかった後悔がきっと有るでしょう。最近メディアがその敗者の弁を伝える中に、「必ずリベンジします!」とかの「リベンジ」という言葉がよく聞かれます。実はそれを聞く(読む)度に、?と思ってしまう私です。
リベンジとは、英語のrevengeだと思われます。この言葉の本来の意味は、「復讐」「報復」「仕返し」という、どちらかと言えばマイナスイメージを与える言葉です。ですが最近では(日本だけかもしれませんが)、個人的な恨みや復讐心を連想させるのではなく、一度敗れた相手や成果を残せなかった大会に再挑戦して勝利する事、日本語的な「借りを返す」という意味合いで使用されることが多いようです。諦めずに挑戦し続けるその行為自体は、スポーツマンシップに則っているいる限り、何ら問題が無いばかりか、称賛すべき態度だと言えます。ただ私は、試合後の敗者の弁として「リベンジ」なる言葉が出てくることに、大いに違和感を覚えます。負けても直ぐに再戦を口にする。それでは、「あなたが今戦った試合は、本当に真剣勝負だったのですか?」「この試合であなたは、本当に全力で戦ったのですか?」と問いかけたくなるのです。それとも、「僅かな運が足りなかったための敗戦であって、もう一度戦えば必ず勝てる」ということでしょうか。
試合の結果は、敗者には非情です。しかし、自らが敗者になったことをしっかり受け止めなければなりません。それがプロであろうが、学生であろうが、子供であろうが、です。リベンジなる言葉を口にする前に、まずは勝者を称え、敗者の立場に追いやられた事実を真摯に受け止め、反省し、足らない部分・及ばなかった部分をしっかり検証し、それを補い、それらの過程を経た上での「リベンジ」なる言葉でなくてはならないと思います。敗れたからと言って、直ぐに口に出せるような言葉ではないのです。何故ならば、そのリベンジに失敗すれば、更に弱者の烙印を色濃く押され、そんな言葉も言えないほどの立場に追い込まれるリスクがあるからです。そのリスクをしっかり認識したうえで、使うべき言葉だと思います。
日本のカタカナ語としての「リベンジ」は、1999年の新語・流行語大賞に選ばれました。それ以降、スポーツに限らずいろんなところで使われています。一度や二度敗れたとしても、何度でも立ち上がり、リベンジを胸に頑張る、その姿は称賛され尊敬されるものでしょう。しかし、反省も更なる努力もしていない時に、「リベンジ」なる言葉を簡単に口から出してしまうことに、私は違和感を覚えます。それは違う、勝者に対して失礼ではないか、リベンジはそんな簡単な事じゃない、と。
古臭い考えの持ち主だと思われるかもしれませんが、「リベンジ」という言葉が単なる流行語にはなって欲しくない、と思うのは私だけでしょうかね。

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