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島国的1DX測評 [パソコン]

インターネットが一般家庭に普及するようになって、かなりの時間が経ちますが、我が家も例にもれず、ネットが無い生活に戻れません。かく言う私も、新製品の情報からショッピングまで、ちょっとした調べものからニュース、天気予報まで、全てネット経由で得ています。パソコンの前に座っていることが、自宅のテレビの前に座っているよりも長くなってしまったのは、一昔前では考えられませんでしたね。
さて、そんなネット上をツラツラ徘徊していると、見慣れた文章にぶつかりました。はて、どこかで見た事のあるような。
http://www.seanstudio.com/archives/1871
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これは2012年2月18日に書かれた「島国的1DX評価」という記事らしいのですが、私がこのブログで「CANON EOS 1DX 発表」と題して書いた記事そのままです。しかも、中編と後編をそのまま合わせて一つの記事にしています。
http://junior-youth-2.blog.so-net.ne.jp/2011-10-22
http://junior-youth-2.blog.so-net.ne.jp/2011-10-24
まあ、引用や紹介ではなく、「そのまんま」という点が引っかかります。こんなアマチュアの個人的な感想文をわざわざ載せなくても、著名な方のインプレなど沢山あるでしょうに、と思うのですが、「島国的」なんて書かれている所を見ると、嘲笑なんでしょうか。よく分かりませんが、あまり気分良くないですね。もちろん、使用許可の連絡など受けていませんし、許可もしていません。
以前も、このブログの写真を勝手に持ち出して酷評しているサイトを見たことがありますが、あくまで個人のブログであり、大手メーカーや大手雑誌社ではないのです。その前提で載せているのですから、他への引用は困りますよね。
この私のブログには、
(このブログに掲載されている全ての画像の、入手・転載・使用を禁じます)
と書いてありますが、今回からそこに「文章」も追加させていただきます(苦笑)。

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サッカー撮影86(俯角の撮影 その5) [サッカー撮影]

サッカー撮影において、俯角を強いられる場合のことを書いてきましたが、今回で最後です。

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これまでも書いてきたように、俯角といっても、サッカー撮影で観客席最前列から撮るような場合、それほど深い角度になるケースは少ないでしょう。それでも、被写体である選手よりも上方から撮るのですから、顔や表情が撮り難くなるのはやむを得ません。選手の顔が撮れなかったから全てダメとは言えませんが、やはり人物撮影であるならば、表情は撮りたいものです。下の写真は観客席から撮ったものですが、グランドレベルから撮ったのであれば、もう少し印象が変わった、使える写真になったかもしれません。残念ながら2枚ともボツですね。

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サッカー撮影において俯角を強いられたなら、選手が顔を上げた瞬間を取り逃さない事、これに尽きると思います。たとえボールが地面上を転がっていたとしても、選手が一瞬顔を上げる瞬間を逃さない。それは予測できないことが多いので、ここは連写機能を使いたいところです。また、ボールが高く上がった時はチャンスです。ピント合わせを慎重にしながら収めたいですね。
最後はそんな写真を載せて、このシリーズを締めくくることにします。

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サッカー撮影85(俯角の撮影 その4) [サッカー撮影]

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これまで私は、サッカー撮影において、一脚の有用性をこのブログで書き続けてきましたし、実際私も一脚を常用しています。私は通常、一脚をレンズの三脚座に直に取り付けています。それで撮影者より下に位置する選手を撮る場合は、一脚を傾けるしかありません。一脚の基本的な使い方では、「地面に対して垂直に立てること」ですから、それに反することになります。一脚を垂直に立てた上で俯角を得るには、間に雲台を挟んで角度を得るしか方法はありません。俯角の撮影で一脚を使う場合は雲台は必須、との結論になるのでしょうか。

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その1)で、俯角とは、自分の目線よりも下向きの角度、と書きました。上の図でAの角度の事ですね。この図で示したAの角度は、実はBの角度と同一で、垂線が引かれたCの角度とも同一です。つまり、A=B=Cです。地面に対して一脚を傾ける角度とは、Cの角度であり、それは俯角と同一です。ここで(その1)で示した図を再度持ち出します。

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選手のプレイするグランドレベルより5mの高さから撮った場合、選手との距離が30mならば俯角は9.462度、20mならば14.036度です。20mよりも近ければ俯角はもっと大きくなるでしょうが、これまで書いてきたように、俯角の撮影を強いられるようなスタンドからの撮影では、グランドレベルの撮影よりタッチラインに近づけませんから、ここでは割愛します。逆に30mより遠くなることは、大いにあり得ます。40mならば俯角は7.125度、50mなら5.711度です。サッカー撮影は常に動き回る選手を撮る動体撮影ですから、大まかに言えば、5~14度の俯角をその都度変えながら撮ることになります。この5~14度を図で示したのが、下の画です。

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一脚を正確に垂直に立てることは、現実使用では難しく、ましてや動き回る選手を追いながらレンズを振っているのですから、たとえグランドレベルで撮っていたとしても、5~6度の傾きはよくあること。ほとんど無視できると思います。さすがに14度となれば、それなりに傾けている実感が有ると思いますが、試合中ずっとその角度を保持している訳ではなく、14度が最大傾斜角であり、直ぐにそれ以下に移行する実際の撮影を考えれば、必ずしも雲台が必要だと思えないのです。5~10度位の俯角ならば、高価な雲台(それなりの剛性を持った雲台は高価です)は、特別頻度が高くない限りは必要無い、というのが私の結論です。

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上の画は、以前にも載せたことがあるのですが、これがサッカー撮影ではなくて、バレーボールやバスケットボールを体育館の2階から撮る、というシチュエーションならば、選手の動く範囲はもっと狭く、俯角はもっと大きくなり、それが1試合中それが続くのであれば、雲台の必要性はもっと高くなると思います。必須になるかもしれません。しかし、ここはサッカー撮影の場ですから。

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それよりも、俯角の撮影=観客席からの撮影と考えれば、撮影者の周囲に他の観客もいることを想定せざるを得ず、この場合は他の観客に迷惑を掛けない配慮が必要でしょう。今回の記事を書くに当たって、俯角の画を探してみると、私の場合EF400mm F5.6 Lを使っている画が多くあることに気づきました。大型のヨンニッパやサンニッパ+1.4xでないのは、前後左右にレンズを振っての撮影で、隣接する観客席への配慮のために、より小型のレンズを選択した結果だと思います。

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また、一脚の有用性の一つに、移動のしやすさがあります。広いグランドのあちこちでシャッターチャンスが生まれるのであれば、それに応じて撮影者自身も移動した方が効率的、と以前書いたことがありますが、その点でも一脚をお勧めしました。けれど、観客席からの撮影を余儀なくされたとして、他の観客への配慮から移動できないのであれば、いっそ一脚より三脚を使用した方が良い場合も有るでしょう。一脚に比べれば自立できる三脚は、安定感でも動体をトレースする点でも上です。もちろん、三脚を広げるスペースが確保できて、許可された場合、が条件ですが。この場合でも動体撮影ですから、滑らかな動きができるビデオ雲台を選びたいですね。

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サッカー撮影84(俯角の撮影 その3) [サッカー撮影]

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俯角の撮影でもう一つ注意すべき点は、ピント合わせです。通常、選手と同じグランドレベルからの撮影の場合、狙う選手の背景は、グランド周辺の樹木だったりフェンスだったり、あるいは向こう側に陣取る応援団だったりします。それは広いグランドですから、狙う選手の背後の数十メートル先に有るでしょう。しかし俯角の撮影の場合、狙う選手の背景は地面になります。それが芝だったり土だったりしますが、数十メートル先という事にはならず、僅か2~7m程です。指定したAFフレームで動く選手を追っていたとしても、より正確にトレースしないと、背景の地面にピントが合ったまま連写、という失敗が起こりやすい。下の画はその失敗例です。

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失敗の原因は既にお気づきのことだと思いますが、背景にピントが抜けた、という事は誰しも経験があるかと思います。数十m先の背景にピンを持って行かれるとは、レンズのピント面を大きく動かさなければならず、現在の優秀なAI SERVO AFと多点測距ならば、ある程度防いでくれます。当然、背景にピンが抜けた場合は狙う選手が大きくボケますから、ファインダーで見ている撮影者も気付きます。それが3m先の地面が背景となると、その背景にピントを持って行くことがレンズのピント面をそれほど大きく動かすことに繋がらず、外しても狙う選手が大きくはボケないので撮影者は気付きにくい、という結果を招きます。上の失敗例の右側写真だけを、カメラ背部の液晶モニターで見る事を想像してください。小さな液晶モニターでは、拡大しないとピントが抜けているのが分からない場合が多いのです。しかも、そんな確認操作をする時間を、サッカー撮影ではなかなか与えてもらえません。拡大した画を載せます。

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静物撮影ならば、じっくりファインダーを睨む時間もありますし、必要に応じてマニュアルフォーカスで調整することもできるでしょう。動体撮影でも、プレイが度々途切れるようなスポーツ競技なら、その合間に背面モニターで拡大表示してピントを確認することもできるでしょう。しかしサッカー撮影の場合は、プレイは連続する動体撮影。同じシーンが二度と来ない一瞬を狙ってレンズを振りながら撮っているのですから、地面が背景になる俯角の撮影では、背景をつかんでしまわないように、より慎重なピント合わせをする心づもりが必要かと思われます。

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かく言う私も、観客席から俯角の撮影を強いられた場合、AFフレーム1点指定ならば、いつも以上にピント合わせを慎重にしながらの撮影になります。具体的には、できる限りファインダーで狙う選手にピンが来ていることを目で確認してからシャッターを切る事、そうした間が必要だとしても狙うシーンを撮り逃さないように予測しながらレンズを向けること、というこのブログでこれまで書いてきた基本的な事です。長い焦点距離が必要という事は前回も書きましたが、トリミングで対処しようにも、ピントの合った写真でなければ意味ありません。ましてや、被写体と正対できるのではなく、斜め上方から撮るのですから、いつも以上に集中力が必要ということに繋がり、これは結構疲れますね。

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ただ見方を変えれば、グランドレベルで撮るのに比べて背景がシンプルになる、という利点も有るかと思います。観客や応援団・応援幕を背景にした画は撮れないですが、ポートレートに近い、純粋に選手のみを主題としやすい。また、レンズを振っても背景がシンプルならば、領域拡大やゾーンAFなどの多点測距モードが有効に働く場合も有りますから、俯角の撮影を強いられたことをマイナスと考えず、普段と違った画を狙う、普段と違った設定で撮るチャンスとプラスに考えましょう。

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