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家族 [巷の雑感・時の想い]

東京から帰ってきました。
またいつもの日常が始まっています。
次男の東京での新居探しには、長女が手伝ってくれて、すんなりと決められました。
その長女は、我が家を出て8年、東京で社会人となって丸4年になります。
昨年末に引っ越して、少し広い部屋に住めるようになりました。
収入を考慮して、自分で生活設計を立て、自分で住まいを決め、自分で引っ越す。
もう十分に大人になりました。
せっかく家族が揃ったのだから、と長男も仕事の後に合流しました。
荻窪駅で仕事帰りの長男の姿を一目見た時、直感しました。
ああ、しっかりサラリーマンやってるな、と。
大学生の時のルーズさは無く、この大都会の社会人の一員になっていました。
この子もまた、しっかり大人として歩み出しています。
我が家は五人家族です。
その五人が、約一年ぶりに顔を揃えました。
そうして、いつもと同じよう会話が弾む。
でも、「いつも」とは何時の事?
本当に変わっていない?

家族.jpg

この写真は、2000年に長崎へ旅行に行った際に撮ったものです。
私も若いが、子供達も幼い。
そして、この頃と何が変わって、何が変わらないのか、少し考えてしまいました。
変わってよいこと、変わってはいけないこと。
家族は一つでありながらも、五人は五人の人間です。
それぞれが希望を持ち、目標を見る眼を持ち、進む足があります。
それぞれが望む地、居るべき場所があるでしょう。
家族とは、単なる血縁の繋がりではなく、一つ屋根の下に住まう世帯でもない。
もっと普遍的な絆なのだと、そうあるべきなのだと、感じました。
将来、この子達が新たな家庭を築くかもしれません。
しかしそれは、新たな家庭の誕生であって、この私の家族に追加されるものではない。
そうあってはならない、と思っています。
冷たいのではありません。
それぞれの自主独立を阻害してはならない、と思うからです。
1997年に次男が生まれてから、我が家は五人家族です。
そして今も、五人家族です。
そしてこれから先も、私がこの世を去るまで、きっと五人家族です。

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