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Kiss DX 現役引退 [カメラ機材]

そう思い始めたキッカケは、キヤノンユーザーならお馴染の無料ソフト「Digital Photo Professional」(DPP)の昨年5月のバージョンアップでした。その変更点を見ていた時に、以下の文面を確認しました。

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10DやKiss Dに今までのバージョンでは対応してなかったんですね。キヤノン純正のソフトだから、これまで発売された全ての機種のRAWに対応しているのかと思っていた私には、ちょっと驚くとともに、考えさせられる事でした。もちろんDPPの前バージョンなら対応していたでしょうが、これから先は現在のバージョン4から5や6になっていくでしょうし、その際に古い機種のRAWに対応してくれるのか、ちょっと不安になってきました。
RAWで撮る最大のメリットは、生データを残すことで後日いか様にでも現像処理ができる、その際に生データであるRAWは画質劣化しない、ということです。しかし、それもソフト側が対応していてこその事です。メーカーであるCANON純正でこれならば、Adobe等のソフトではもっと期待薄でしょう。勿論そうなったとしても何らかの対応策は見つかるでしょうが。

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現在私の手元にある機種で最も古いものは「EOS Kiss DX」で、2006年9月に発売開始され、翌年年頭に購入したものです。当時、サブ機の必要性を感じて手に入れたものですが、もう12年以上前の機種です。複数機種を持っている私としては、こんな古い(性能的にも)機種は使っていないだろう、と思われるかもしれませんが、実は「ちょっと撮る」という目的では重宝していて、このブログに使っている写真の1/3はこのKiss DXで撮ったものではないか、と思えるほどです。確かに約1000万画素だし、ISOも1600までしか上げられないし、ポップアップのストロボは故障しているし、ぶつけたせいでストロボシューが凹んで外付けストロボは付けられないし、ファインダーを覗くアイカップのゴム部分は劣化して取れてしまっているし、ちょっと他人には見せられない状態であることは間違いありません。バッテリーの劣化もかなりのものですが、自室でちょっとした物撮りや近所や近距離に出かける際には(殆どEF-S 24mm F2.8を付けて)、まだまだ十分使えていました。もちろん全てRAWで撮っていましたが、この小ささ、そしてAPS-Cで1000万画素って12年前の機種でも意外とノイズが少ない、それがここまで使ってこれた理由です。

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この私のKiss DX、過去を振り返れば、なかなか頑張った経歴の持ち主です。2007年に購入後はSIGMA 18-50mm F2.8 EXとの組み合わせで、1D2や1D3のサブ機としてサッカー場へ毎回持ち歩いていましたし、突如カメラに興味を示した愚息1号の元に2011年行き、東南アジアを中心に数千キロの旅を経験しましたし、2012年からはTAMRON 17-50mm F2.8 VCとの組み合わせで、その愚息の1年間の海外留学のお供にもなりました。2013年に帰国した際に、前年のキヤノンフォトコンの副賞として頂いたKiss X6iとのトレードという形で、再度私の手元に戻ってきたのですが、1D4や1DXがやって来ても、7Dが7D2になっても、先に書いたように決して稼働率の低いカメラではなく、撮影枚数は少なくとも、防湿庫から持ち出す機会は少なくは無かったです。

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いま改めてこのKiss DXを見てみると、ボディ自体は小傷がアチコチに有り、電源ボタンのON-OFFの文字は消えてしまっているし、端子のゴムカバーは劣化がハッキリ分かるし、12年間十分に活躍して来てくれた痕跡がアチコチに見受けられます。でも愛着はありますから、手放すことは今のところ考えていませんが、第一線を退くには頃合いなのでしょう。物を擬人化するのは好きではありませんが、「お疲れさま」と言葉をかけて、防湿庫の最深部に移動してもらうことにしました。
ありがとう、Kiss DX。

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