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永く着るのも・・・ [日々の徒然]

私事で恐縮なのですが、個人のブログということでお許しください。愚息1号が結婚披露宴を催すということで、その時に流すスライドショーに使う為、子供の頃の写真が欲しいという申し出を今年初めに受けました。昨年物置を片付けた時に、大量の写真が出てきたのを知っていましたが、「あの中から愚息の写真だけをピックアップしなければならないのか、これは手間だゾ」と思っていました。といっても避けることもできないので、この二か月程はそういった作業に没頭していました。私が初めてデジタルカメラ(CANON IXY Digital)を購入したのが2000年のことで、それ以降はデジタル写真としてパソコンのハードディスクに整理して保管していますから、そこから見つけ出すのは比較的容易。それ以前はフィルムコンパクトカメラを使っていて、発掘された大量の紙焼写真はその当時のもので、ここから探し出すのは結構な手間がかかりました(それでも先日何とか終えられましたが)。

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そんな作業をしていると、どうしても昔を懐かしんでしまいますね。子供たちが幼いのは当たり前ですが、「この頃は自分ももっと痩せてたなあ」などと思ったりして、どうしても時間がかかってしまいました。で、そこで気付いたのですが、「あれ?この服って、今も着ている服じゃないか」という嬉しくもない発見。辿ってみれば、15年前の自分の写真に写っている服も有ったりして、それが現在も自分のタンスの中に鎮座しています。ということは、私の体形はそんなに変わっていない? イヤイヤ、そんな服は大抵が上着ですから、太ったのは下半身か(ガッカリ)、など・・・。そういった服を改めてタンスから取り出してよくよく見ると、既に色落ちしていたり、ブランドロゴが欠けてしまっていたり、毛玉が目立つようになっていたりします。確かに気に入っているからこそ今まで着続けてきたのですが、服装に無頓着な表れですよね。高級・高価な衣服なら永く着るのも分かりますが、そうした無頓着な私が高級服など持っている筈がない(キッパリ)。古くても価値あるものもありますが、そんな私が持っている筈がない(キッパリ×2)。
これを機に、そういった衣服を一気に処分することにしました。捨てるとなれば、「う~ん、最後に一回だけ着て捨てようかな」などと思ってしまうところが、私の貧乏性。でも、ちょうど季節の変わり目ということで、そういった冬物を一気に処分しました。ものの本によれば、着古した服をいつまでも持っているのは悪気が溜まるので良くない、と書かれていましたし、肥大したタンスの整理にもなりましたから、まあヨシとしましょう。今年は季節の変わり目ごとに、そんな衣服を処分して行こうと心に決めた次第です。

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SAKURA 2024 [巷の雑感・時の想い]

我が街にも、ようやく桜が咲きました。

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今冬は暖冬傾向、という天気予報を昨年末に聞いた記憶が有るのですが、やはりそこは予報に過ぎず、今春の桜の開花は全国的に遅かったようです。掲載写真は曇天の本日撮ったものですが、6~7分咲といったところでしょうか。今週末が見頃になるでしょうね。

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冬には冬の楽しみや美しさがあることは無論のことと思いますが、人工的な装飾を除けば、色の乏しき街並みだったところに一斉に咲く桜を見れば、春の訪れを感じざるを得ません。コートを脱いで街を歩けば、こんな所にも桜があったのか、と思わせられるほどで、桜の花を見つけるのには苦労しません。日本人は桜が好きなのでしょうね。

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イメージとしては桜の花はピンク色ですが、実は白に近い色です。しかも花は決して大きくはなく、そういった意味では地味な花と言えるかもしれません。ただそれが、一本の木に数千数万、いやそれ以上の花を咲かせているところに、日本人は美を感じるのではないでしょうか。主義主張が強すぎない、個性を強調しすぎない、多くの仲間と共に咲き、その集合体として美を作り出している。「奥ゆかしさ」を表しているとも思え、それを美しいと感じるのは、極めて日本らしい。故に、日本の国花は桜なのでしょう。

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ニュースで桜の開花時期・見頃時期を伝えています。それだけ多くの方が関心が有るということでしょう。実際に花見を楽しむとなれば、まず桜でしょう。それは、多くの日本人が未だ日本らしい心を持ち続けている証左とはいえないでしょうか。
秋の紅葉も、散りゆく定めにものの哀れを感じさせ、ひと時の光景に美しさを見出すのも日本人的と言えるかもしれません。桜とて、ひと時の美しさです。しかし、その花に替わってやって来る新緑は、次への期待と活力を感じさせます。

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私は桜が好きです。この桜を愛でる心を持っていること、日本人らしい心を持っていること、それをいつまでも失いたくないと思います。

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