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Digital Photo Professional 4.0 [写真・撮影]

先日キヤノンから、「Digital Photo Professional 4.0」が発表されました。
http://cweb.canon.jp/eos/software/dpp4.html

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キヤノンのRAW現像ソフトとして、ユーザーに無料配布されていたDigital Photo Professional(DPP)。私は現在はほとんどRAWで撮ってますので、このDPPには大変お世話になってきました。何といっても無料ですし、上級者の方には機能的に物足りないかもしれませんが、私などにとっては分かりやすく、扱いやすく、便利に使ってきました。その機能的な面も、バージョンを重ねるごとにアップしてきて、Photoshopよりも親しみやすいために、私の最もよく使うソフトになってました。それが今回、大幅に変わって4.0になるとか。
細かい追加機能などはキヤノンのホームページを参照していただくとして、別ソフトのように変わりました。まず見た目のGUIが大きく変わりましたね。それと、64bitに対応したことが大きいです。昨今のOSでは64bitの普及が進んでいますし、大容量のメインメモリーを搭載したPCを使っておられる方も多くなったことでしょう。今までの32bitだと、この搭載メモリーを生かしきれない環境にあったと思います。これが解消されただけでも、大量のRAW画像を扱うサッカー撮影などでは、大変助かると思うのです。機能強化の項目で、「100%表示でのセレクト作業の高速化・ 1万枚程度の大量サムネイルもストレスなく表示」というのは、この64bit化(それによって、パソコン搭載のメモリーを使いきれる)のおかげでしょう。
ただし、対応機種がEOS-1D X・EOS-1D C・EOS 5D MarkⅢ・EOS 6D とか。え~、私は使えない? 「上記以外の機種をお持ちの方は、引き続きDigital Photo Professional 3.14をご使用ください」って、そんな~(涙)。現行機種である7Dでもダメ。現行のフルサイズセンサー機種にしか使えないなんて、RAWデータ的に何か制限が有るのでしょうか? 何だか、改めて現在の手持ち機種が旧型であることをマジマジと感じてしまいました。
今後のことは分かりませんが、無慮配布とはいえ、予算を掛けて作ったのでしょうから、対応機種を順次増やしてほしいな~、と思うのですが、ネ。


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感謝状 [日々の徒然]

まあ、父親らしいことをした憶えも無いので、感謝状なんて気恥ずかしい限りなんですが。しかも副賞付きです。

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子供たちがくれました。
ああ、あんな父親がいたなあ、と記憶の隅に留めておいてくれるだけで、私は十分なのですよ。
子供たちから私がもらったものの方が、ず~っと大きいのですから。
ありがとう、ネ。

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EOS-1系25周年 [カメラ機材]

6月10日、キヤノンのフラッグシップモデルである「EOS-1」シリーズが25周年を迎えたとの発表がありました。
http://web.canon.jp/pressrelease/2014/p2014jun10j.html
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1987年にAF駆動や絞り調整などを電気信号で行う完全電子制御マウント、現在のEFマウントに変わってから2年後の1989年にプロ向けの最高級機「EOS-1」が誕生。その後、デジタル化に至って1Dとなっても1系が途絶えることなく、現在の1DXへ続いてきました。4K動画記録に対応するデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D C」も加えれば、EOS-1シリーズは現在までに合計14機種が登場しているらしいです。
上の写真はその初代EOS-1ですが、これの登場した25年前の私はまだ写真撮影が趣味という訳でもなく、キヤノンユーザーでもなく、高価な1系一眼レフカメラなどは眼中になく、どちらかといえば動画の方に注力してました。それがデジタル化と共に興味が移行。子供の成長記録としての動画と併用しながら、デジタル写真に踏み入れてしまいました。折から愚息がサッカーに夢中になっていることもあり、サッカーを撮るようになったのは11年前。やっと手の届く価格になったCANON 10Dからです。そして私が初めてEOS-1系を手に入れたのは、その翌年に発売開始されたEOS-1D MarkⅡでした。
当時も今も、決して裕福ではなかったのに、「こんな金額を子供のサッカー撮影につぎ込んで良いのか」という当たり前の葛藤は、当然ありました。けれど、家庭では決して見せない子供たちの真剣な表情を、今しか撮れない画をできる限り満足いく形で残したい、との思いで踏み切ったのは、結果的には間違ってなかったと思っています。それでも1D2を手にした当時は、「最高級機を使っているのに何故こんな画しか撮れないのか」という、疑問というか苦悩というか、そんな試行錯誤の連続でしたね。某巨大掲示板に出入りしては情報やアドバイスをもらったり、カメラ雑誌を買い漁っては知識を増やしたりしたのもその頃。今となっては懐かしいですが、その頃は子供と同様に私も無我夢中でした。その後1D MarkⅢに、そして今でもメイン機として使っている1D MarkⅣへと買い換えてきたのは、皆さんのご存じのとおり。1D系のどこが良いのか、1D系でなくてはいけないのか、1D系はなぜ高価なのか、という問いは昔から今までずっと続いています。これまでも、このブログで折を見てその点には触れてきたと思うので、ここでまた詳細に描くことはいたしませんが、「1Dがあるからキヤノンを選んだ」という点はあると思いますし、「1D系と共にここまで来た感」は持っています。
多くのプロが使うから1系のような機種が出たのか、プロ用機が有るから多くのプロが使うのか、それは分かりませんが、一瞬を切り撮る、一瞬しか見れないシーンを撮る、という現場で、キヤノンの1系がもたらした役割は、我々アマチュアが使っても十分にその価値を感じられるモデルだと、これまで使ってきて思いました。そして私がサッカーを撮り続ける限り、私の手元から1D系が無くなることはないと思います。四半世紀続いた「EOS-1」系モデル。きっとこれからも進化しつつ、有り続けると思います。できることなら私も、そのユーザーであり続けたいと思いますネ。

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インターハイ [サッカーあれこれ]

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「インターハイ」は「inter」と「high school」を組み合わせた和製語らしいですね。正式名称は「全国高等学校総合体育大会」で、それを略して「高校総体」とも呼ばれてます。全国高等学校体育連盟の主催の、30を超えるスポーツ競技の大会総称で、私の撮っているサッカーは、その一競技ということです。このインターハイに属していない競技というのもありますし(野球など)、インターハイとは別の全国大会が行われる競技もありますので、一概には言えないのですが、インターハイが高校年代にとって最も大きな全国大会である以上、高校のスポーツ部に所属する者たちの目標であり、そして、最終学年でそれに敗退してしまったら、現役を引退したり、続けるにせよ進路選考を優先せざるをえない立場になることが多い。故に、(特に最終学年の)多くの保護者の方々が、ご子息の応援や最後のユニフォーム姿を見に、各会場に溢れることもありますね。そのインターハイの県予選が、現在各地で行われています。先週末は、サッカーの県決勝戦を撮りに行ってきました。

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サッカーの場合、元日開幕の「全国高等学校サッカー選手権」の方が歴史的にも注目度の点でも上(何といってもテレビ放送が有るのと無いのとで大違い)ですので、インターハイに敗退したとて、そこで即引退とはならない選手も多いのですが、それでも全国大会へのキップを掛けた真剣勝負の戦いですので、否が応でも盛り上がります。当日は対戦校の保護者やOB、進学を目指す小学生や中学生の姿を多く見かけました。私はいつも通り、県サッカー協会のカメラマンとして(そして今回は雑誌社依頼のカメラマンも兼務して)、ピッチに駆ける熱い情熱をファインダーで追ってきました。

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当日は快晴。この時期の快晴は日差しが強く、人工芝グランドの場合は厄介なのは以前も書きましたが、今回は天然芝。その点ではクリアーですが、しっかり日焼けしてしまいました。最高気温も30度ということでしたから、もう夏ですね。日差しがキツイと、逆光になれば選手の顔真っ黒、ということになりかねないので、試合展開と太陽に位置を見ながら、撮影場所を適宜移動しての撮影が余儀なくされます。しかし昨今では、如何に許可を受けた撮影といえど、禁止場所の設定が年々厳しくなりつつあり、その点で年々難しくなりつつある状況ですから、カメラマンの工夫と努力が試されます。そう考えれば、トレーニングマッチを撮るのとは違い、真剣勝負の場を撮る側にも真剣が求められます。趣味で撮るのとは違って、依頼撮影となると結果を求められますから、これがグッと肩にきます。曇り空だと随分楽になるのですがね(体力的にも)。

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もちろん、インターハイのサッカーは男子だけでなく、女子もあります。昨今の「なでしこ」の活躍で、女子サッカーのすそ野は広がってきていることは私も感じます。でもインターハイとなると高校の女子サッカー部に限定されますから、その点ではまだまだ足りないな(いろんな意味で)、と思うこともありますね。

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愚息2号の高校はベスト8で敗退済なので、ここは冷静に試合を見ながら撮り所を探ることができました。こうした、まったく知らないチームを予備知識ゼロで撮って、しかもそれなりの結果を出さなければならない、というのも、もう何年も続けてくると慣れてくるものですね。最初は大変でしたが、今では新鮮で、なかなか面白かったです。

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結局無得点のまま延長戦に突入し、それでも決まらずPK戦に。愚息1号がゴールキーパーだったこともあって、PK戦はどうにも好きにはなれない私なのですが、歓喜と落胆のコントラストがキツイ試合終了は撮り甲斐がありました。

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次に控えているのは小学生サッカー最大の大会「全日本少年サッカー大会」の県大会です。これも毎年撮りに行っていますが、悲喜溢れる試合の連続ですから、撮らない訳にはいかないですね。そして、その次は・・・、ア~ァ!忙しい6月です。

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