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再び剣を持ちて闘えと [写真・撮影]

「もうどれくらい撮っていない?」
4ヶ月ほど
「これまで、そんなに撮らなかったことは無いのでは?」
はい
「何故撮らない?」
・・・
「選手の親でなくなったからか?」
そうかもしれません
「今までも、自分の子だけを撮っていた訳ではあるまい」
むしろ自分の子やそのチーム以外を撮ることの方が多かったです
「それならば、何の問題が有ろうか?」
理屈ではそうです
「理屈以外の部分が問題なのだと?」
そんな気がします
「それは、何?」
自分の子やそのチームを撮る、それがベースであったことに気づきました
「それが無くなったら撮れないのか?」
撮れると思います ただ・・・
「ただ、何だ?」
それが意外にも大きかったことに気づきました
「ベースが無い、足場が無いことが、そんなに問題か?」
何だかフワフワして、撮ろうとする意欲に欠けるのです
「それは問題だ、撮らない方が良い、真剣にプレイしている選手に失礼だ」
・・・
「いっそ、機材を全て手放して、辞めた方が良い」
そう、思ったことも事実です
「それで良いのか?」
分かりません
「脆いものだな、今まで努力してここまで来たのだろう」
はい
「今でも、撮って欲しいという希望や要望があるのだろう?」
はい
「その声に応えようとは思わないのか?」
・・・
「それら周りの期待と支えがあって、ここまで来たのではないのか?」
そのとおりです
「ならば、それが新たなベースになるのではないのか?」
そうかもしれません
「それだけではダメだと?」
何か内から湧き出るものが無い気がします
「サッカー場に足を運び、そこで闘う選手を見ずに何を言うか!」
・・・
「真剣とは、本物の剣と書く」
・・・
「スポーツを撮るのがスポーツならば、真剣に勝負をしている選手を撮るのも、また勝負」
再び剣を持って闘えと?
「選手が持てる力を振り絞って闘うことは、お前がこれまで培ってきた力で撮る事と同じ」
はい
「選手の気を感じ、試合に入り込んでシャッターを切れ」
はい
「剣折れるまで闘ってから、言い訳を探せ」
はい
「それがジュニアユースと名乗る、お前の美学だろうに」
YES!

再び剣.jpg

2002年秋に、愚息がトレセンに選ばれて、愛知県に遠征した際に見た姿。それをどうしても形にして残したくて始めたサッカー撮影。最初はフィルム一眼と安いレンズから始めて、デジタル一眼に持ち替えて現在に至っています。試行錯誤を繰り返しながら13年の時が経ち、14年目の今、気持ち新たに撮り始めます。

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