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シニアサッカー [サッカーあれこれ]

先週末は、県シニアリーグを撮りに行ってきました。

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シニアの方々のサッカーも撮りたいと常々思っているのですが、どうしても他年代の大会が有るとそちらを優先してしまって、なかなか機会が作れませんでした。昨年はシニアサッカーの撮影はゼロ。今年は日程的に、O-50(50歳以上)の最終節を撮りに行くことができ、これが今年最後の撮影となりました。50歳以上のリーグ戦ですが、中には60歳を超える方もいらっしゃいました。髪がちょっと薄くなっても、白くなっても、お腹がちょっと出ても、フルピッチを縦横に駆ける姿は皆さん元気そのもの。25分ハーフの50分の試合ですが、朝9時半から16時半まで6試合連続して撮っていると、こちらの方が疲れる有り様でした。

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さて、上の画はその時に撮った一枚です。白ユニフォームの選手が得点を決めて自陣に戻る際に、青ユニフォームの対戦相手の選手とハイタッチする姿を捉えたもので、どちらの選手も笑顔でした。これを見て、真剣さが足りない、遊びでやっている、と感じらた方もいらっしゃるでしょうが、私にはそうは思えませんでした。良いプレイには相手を称え、それを見れば「自分も」と意欲を沸せる、そんなシーンだと感じたからです。学生サッカーの大会で、負けてピッチに突っ伏する、悔し涙を流すシーンも印象的でありますが、それだけがサッカーではない、と思わされました。
このO-50のシニアの方々は、実社会で主戦力として働いている方でしょう。仕事の合間の僅かな時間を割いて、練習したり、試合に出たりで、サッカー中心の生活はできない方ばかりだと思います。それでもサッカーが好きで、仲間と一緒に汗をかきたくて、勝敗に一喜一憂したくて、こうして選手登録してシニアリーグに参加している方々だと思います。「サッカーやろうよ」と声を掛けて、チームを作って、再度ユニフォームを着てピッチに立っている方々だと思います。遊びでやっているサッカーを、私は撮るつもりはありません。現役時代と同じようなプレイは望むべくもないにしても、サッカーというスポーツに真摯に向き合っているに違い無いその姿は、撮るべきだと思い、足を運びました。年間通じて戦うリーグ戦ですから、自然と顔なじみになることもあるでしょう。そういう意味では、このリーグ全体が一つのチームなのかもしれません。それを示しているのが上の画だと思いました。

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たぶん皆さんの都道府県でも、こうしたシニアの方々のリーグ戦が行われていると思います。そしてシニアサッカーでも、全国規模の大会があります。それを目指す県大会や地域大会もあります。そこは、このシニアリーグから勝敗重視で選抜されたチームで挑む、真剣勝負の試合で、勿論それは、撮るべき対象です。しかし、サッカーというスポーツの試合で、力量の如何に関わらず、選手が勝とうという意欲を持ってプレイするならば、勿論それも、撮るべき対象に違いないと思います。今一度、生涯スポーツとしてのサッカーを考えてみる良い機会だと気付かされた一日でした。

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