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Manfrotto XPRO monopod+ [カメラ機材]

2019年、令和元年も残すところ僅かとなりました。今年の年頭に、「軽量化」をテーマにしたい旨の記事を書きましたし、自分的には粛々と軽量化計画を進めてきたと思っています(自分の体の軽量化はまだ途上ですが)。その軽量化のトリを務めるのが今回ご紹介する、ManfrottoのXPRO一脚「MPMXPROA3」です。
https://www.manfrotto.com/jp-ja/xpro-3-section-photo-monopod-aluminum-with-quick-power-lock-mpmxproa3/

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私がサッカー撮影で一脚を常用していることは、これまでも書いてきましたし、それがマンフロットの681Bであることを、ご存知の方も多いことと思います。この681Bですが、新品購入したのが2005年のこと。私が初めてヨンニッパ(IS無しのⅡ型)を手にしたのと同時でした。あの5kgを超えるレンズを振り回すのに、耐荷重の点で安心できる一脚を探していた時に目に留まって購入しましたが、何と14年間も使い続けてきました。その間、カメラボディやレンズが何代変わろうとも、一脚はずっと681Bを使い続けてきましたから、現在の手持ち機材の中で最古参であり、サッカー撮影の多い私としては、最も持ち出す機会が多い機材でした。14年も使い続けてこれたのは、製品自体の堅牢性、レバーロック方式でも締め付け力を調整できること、1/4ネジ(小ネジ)・3/8ネジ(大ネジ)の両方にアダプター無しで対応できること、といった点が挙げられます。さすがに14年も使い続けると、黒い塗装には傷や剥げが目立ちますが、それでも機能的には十分役立っていました。それが昨年あたりから、レバーロックの圧着力が弱くなってきたような気がしていました。というか、レンチで締め直してやれば圧着力は回復するのですが、その頻度が増してきたように感じていました。一脚は私の必需品で無くては困るものですが、それに載せるレンズも以前と比べ随分軽くなってきたことですし、この際に新調することにしました。

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スポーツカメラマンご用達の一脚といえば、まずGITZOが思い浮かぶのですが、GITZOにするならカーボンでしょう。でもそれはちょっと高価ですし、重量的に一脚は金属製で十分、との個人的な考えがあって、でも耐荷重は気になるし、という訳で、いろいろ物色した結果、同じマンフロット社のこの製品を選ぶことになった次第です。ちなみに、このXPROシリーズには脚は3~5段の製品がありますが、私の場合どうせ大型バックで持ち歩くので、縮長が短くなっても利点が少ないので、3段のものにしました。

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改めて両方を並べて見ると、681Bは随分使い込んだ跡が有って、それはそれで思い出深いです。私の681Bは初期型なので、製品名が刻印(その後印刷になりました)である点も貴重に思えます。この681Bも別に壊れて使えない訳ではありませんから、第一線から退くだけで、大切に保管して、サブとして使うことになると思います。
その新一脚「XPRO」ですが、681Bの耐荷重12Kgに比べXPROは10kg。この差は伸ばした時、一番細い足の太さの差で分ります。けれど上述したように、載せる機材も随分と軽量化されましたから、この位の差なら特段問題無し。それより、681Bでは脚が空転しましたが、XPROは脚の断面がD型になったので不要な回転をせず、それがレバーロックにも良い影響が出ているように思えました。同じレバーロック式でも、681Bより明らかに軽い力でしっかりロックできます。勿論このXPROのレバーロックも、裏側からレンチで締め付ければ、その圧着力を調整できます。

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1/4ネジ・3/8ネジ双方に対応しているのは681Bと同じ。これって、意外と重要ポイントなんです(私の場合)。ただし、脚先がただのゴムから、ねじ込み式のものに変わった点は、耐久性がどうかな、と一抹の不安が。これは、一脚を自立させるマンフロット純正パーツ(MVMXPROBASE)を取り付けるためですが、私はそうした使用はしないでしょうから、私的には681B式のシンプルなゴム先の方が長持ちしそうで良かったと思います。
さて重量的には、681Bからは約100gの軽量化となりました(実測値)。カーボン製にすれば、もう100gは軽いのですが、値段が倍になりますから、一脚はコレで十分でしょう。既に実戦で使用してみましたが、681Bと何ら変わることなく使えますし、レバーロックの操作が軽くなっただけで、軽快感があるような気がしています。これから先、サッカー撮影のお供に頑張ってくれることを期待しています。

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