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リターンライダーへの道(その3) [車・バイク]

下の画は教本のクランクの部分ですが、実際はもっとパイロンが端から端まで密に立てられていて、両側のパイロンの分だけ通り幅も狭くなり、画のように広くは感じられません。

リターンライダー3-1.jpg

実は、教習所を申し込んでから実際の教習が始まるまで一か月近くの時間が有ったので、ライディングスクールというところに行ってみることにしました。バイクを乗っていない時期が随分ある方や、上のクラスの免許教習を受けられる方のために用意された所で、教習所とほぼ同じコースで、教えてもらいながら体験教習が受けられるというので(バイク店の店長の勧めも有って)、予約して行ってみました。1時限(50分)5000円というのはちょっと高い気もしましたが、教習所で補習を受けるくらいなら、ほぼ同料金で事前練習(しかもマンツーマン)ができます。リターンライダーを目指す、と意気込んでみたところで不安が隠せないのは事実。入校前の体験は精神的に楽になるかな、これは私向きかな、と思って2時限予約して行ってきました。
その時、バイク(もちろん教習所と同じナナハン)に乗る前に、まず最初に教官(50歳代のオジサン)に聞かれたのは、
「バイクはどうやって曲がると思いますか?」
でした。私は、体重移動とバイクをバンクさせて曲がるのではないのですか、と答えたのですが、あっさり「違います」と言われてしまいました。
「そこが皆さん勘違いしているところです。バイクはハンドルを切って曲がるのです」
と言うのです。その時は、ふ~ん、そうなの、みたいな感じで聞き流してしまって、そんな話より早く乗らせて、の気持ちの方が強かったです。
さて、クランクを一度も通過できなくて落ち込んで帰宅した夜、寝る前にハッとその話を思い出したのでした。そうか、クランクはカーブではなく直角に曲がるのだから、ハンドル操作だけで曲がらないといけないんだ、と。私が失敗したのは、S字のように曲がろうとしたからで、クランクは車体を真っすぐ立てたまま極低速でハンドルを一杯に切って曲がるべき、ということに気付きました。その為に半クラッチを使いながら速度を調節、とイメージトレーニングをして、その日は就寝、翌日の補習に備えます。
その翌日の補習、今度は見事に(?)クランクでの失敗は一度も無し。結果的には、あのライディングスクールのオジサンの言った事をしっかり頭に叩き込んでおけば、こんな補習は受けずに済んだのに、もったいないことをしました。けれど逆に、ライディングスクールに行っていなければ、この補習でも失敗を繰り返していたかもしれず、その点では、行って良かった、ということになりますね。その後、スラロームや一本橋を体験してその日の補習は終了でした。
その後の教習は、課題項目をこなせれば次の課題へ、という感じで進んでいきますが、早く走るのは得意ですが、遅く走るのは苦手、という私らしい結果が続きまして、スラローム(7秒以内)は得意、15mの一本橋(大型は10秒以上)は苦手、という感じで進んでいきました。一本橋の10秒以上はなかなか克服できませんでしたが、それでも第一段階終了の印を貰えました。その頃には、毎回のプロテクターを付けるのにも慣れて、もうナナハンがあまり大きく感じられないようになってきて、他の教習生と話ができるだけの余裕、じゃなくて慣れもできて、教習所通いも楽しくなってきました。それに、3月に予約し、4月初日から入校したので一緒に教習する人が少なく、マンツーマンでの教習になったことも多かったので、きっとラッキーだったのでしょう。第一段階終了で、次の第二段階7時限分の予約をして、また仕事に向かう私でした。

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