SSブログ

冬眠から目覚める その4( PIRELLI ANGEL GT) [車・バイク]

以前、このCBR650Fの購入店でタイヤが限界に近付いていることを言われた時、「タイヤの進化は凄いですが、もし特別な拘りが無ければ、一世代前のものを選ぶという選択が経済的かも」と言われました。ハイ、私は特別な拘りはありません(キッパリ)。このところの消費で懐具合が厳しい私としては、その選択肢に十分期待を込めてバイク用品ショップに行ってみました。そのショップのタイヤ売り場の一角に、お値打ちタイヤが並んでいるコーナーがあります。ツラツラと眺めていると、「前後セット 数量限定 特価」と書かれたタイヤが。それが今回履き替えたタイヤ、「PIRELLI Angel GT」です。
https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/motorcycle/all-tyres/sheet/angel-gt

冬眠から目覚める4-1.jpg

ショップに行く前にネットで予備知識を得ておきました。バイク用タイヤには各メーカーとも、レーシング・スポーツ・ツーリング、の3種類が用意されています。グリップ力と耐摩耗性は相反する要素で、最もグリップ力が高いが摩耗も早いのがレーシング、その逆がツーリング、となります。ただ昨今では、その中間的な性格のタイヤも登場していて、スポーツツーリングというスポーツ寄りのツーリングタイヤというのが存在し、私の希望もソレです。そしてこの分野の草分け的なタイヤが、ピレリのエンジェルGTだった訳です。現在は、エンジェルGTⅡに進化していますので、一世代前になります。なのでこのタイヤが特価販売されていた、という訳で、ダンロップタイヤを履いていたので他メーカーを希望していた私は飛びついてしまいました。交換工賃(廃タイヤ代を含む)を入れても4万円でお釣りが来るのは、今の私にとって大変ありがたい。早速交換予約を入れて、前回書いたツーリングに出かけたのでした。

冬眠から目覚める4-2.jpg

バイクタイヤについての認識や経験が乏しい私ですから、ドウコウ書いても説得力が無いのですが、標準で付いてきたダンロップ D222(一説では同社のROADSMARTⅡのOEMとか)は尖ったところが無く、日常使いでは優等生的なタイヤだと思いました。ただ私のCBR650Fに付いてきたものは、たぶん既に硬化が始まっていたと思え、路面からのショックが厳しい点がありました。その点は走り始めた瞬間から、乗り心地が良くなった印象は感じました。しかし、終末期のD222と一世代前だけど新品のAngel GTを比較しても意味無いので止めておきます。ただ交換時に年配のショップ店員さん(私と同じくらいの歳かな)と話した内容だけを以下に記しておきます。
私のCBR650Fでは、タイヤ空気圧の指定は、前輪2.5・後輪2.9となっていますが、
「それはある意味安全かもしれないけど、日常使いでは高過ぎかもしれません。冷感時から走りだしてタイヤが温まれば、0.2ぐらいは上がりますから(この点は自動車に比べタイヤ内部の空気量が少ない二輪タイヤだから)、それを見越した空気圧設定をすべきです。それにこのメーカー指定空気圧というのは、定員乗車つまりタンデム(二人乗り)して荷重が倍近く増えても、または時速200kmを超える速度を出しても大丈夫という設定であって、言い換えれば空気圧の上限値みたいに考えて良いかと。2.0を下回るのは考えものですが、2.0辺りから自分の好みと使い方に合わせて、徐々に上げていくのをお勧めします」
と言われました。確かにバイクタイヤは自動車タイヤより空気圧に敏感という点は理解できるので妙に納得してしまいました。それと、
「今乗られているCBRは意外と前輪荷重の高いバイクですから、たぶん前輪の方が早く減るのではないかな」
とも言われました。それは前タイヤD222の減り具合を見ても納得です。やはりプロの意見は参考になります。

冬眠から目覚める4-3.jpg

さて、タイヤ交換されて自宅に戻ってきました。もちろん「皮むき」していないタイヤですので、慎重に走ってきましたよ。装着されたこのピレリのエンジェルGTを再度じっくり見ると、中央にGTの文字(薄いので直ぐに削れてなくなりそう)、意外に深いサイプ(溝)ですね。タイヤサイドの刻印は「3221」でしたから、約半年前の製造ですね。タイヤの減りを気にして走るのは精神的に良くない、と思ってこのスポーツツーリングタイヤにしましたが、たぶん私の乗り方では2年以上持つはずです。冬眠から目覚めるのにいろいろ出費しましたが、これで安心して走れます。
さてどこかへ行きたいな~

冬眠から目覚める4-4.jpg


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー