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高松へ [日々の徒然]

「結婚式に出席するなんて、何年ぶりだろうね」と、往路の途中で家内と話していました。私達が若かりし頃は、友人の結婚式に出席することが多かったですが、それも昔となりました。この歳になれば親族として招かれることが殆どになるのでしょうが、昨今では結婚式をしない、もしくは結婚式は身内だけで済ませて披露宴はしない、そういったケースが多くなったみたいです。ましてやこのコロナ禍です。ブライダル関係業界も厳しい状況だと聞いて久しいですが、我が夫婦の手元に姪(妹の長女)から届いた招待状を手に、先週末は香川県高松市まで行ってきました。

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我が家から高松市までどうやって行くか。電車か自家用車かの二択なのですが、二人で行くとなれば車の方が経済的(時間的には電車より1時間程余計にかかりますが)。着替えの荷物や往復路の機動性なども考えて、車で行くことにしました。ハリアーGR SPORTにとっては久しぶりの遠出です。
会場に着けば、控室・式場・披露宴会場とも、本物のアンティーク家具やドライフラワーを使ったこだわりの内装は、全てアンティーク調にコーディネートされていて、昔の結婚式場とは一線を画するもの。これが「カジュアルウェディング」というものなのでしょうか。昔のイメージしか持っていないオジサンには、テーマパークの一角のように思えちゃいました。式は人前結婚式。その進行も昔の決まりきった形ではなくオープンで、堅苦しさは皆無。68名と聞かされた招待客の大半は新郎新婦の友人関係で若く、親戚関係の年配者が少ないことも、この「カジュアル」な雰囲気を保つのに役立っているのかもしれません(ちなみにサービスをするスタッフも全て若い)。現代の若いカップルの旅立ちとしては、この形なんでしょう。貴重な体験をさせていただきました。

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さて、その会場で気付いた点が一つ。プロの動画・静止画カメラマンが撮っていたのは普通として、出席者ほぼ全員がスマートフォンを持っていますから、そのスマホカメラで撮り、更に一眼レフからコンパクトタイプまで様々なデジタルカメラで撮っている方の多かったこと。それ故、式開始から終了までフォトセッションの何と多かったことか。写真がデジタルになり、安価になり、携帯電話搭載カメラの進化もあってのことだと思いますが、「写真を撮る」という行為が誰にでもこんなに簡単で、日常生活に溶け込んでいることを再確認させられました。こうなると、お金を貰って撮っているプロは、一般の方が撮る以上の写真クオリティを要求されますね。
新婦の両親(妹夫婦)とゆっくり話す時間は取れなかったので、その気持ちは察するだけですが、こんな笑顔いっぱいのパーティで愛娘を送り出せたのですから、きっと希望と愛情に満ちた将来を確信していることだと思いました。

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