SSブログ

写真パネル 2021年バージョン [写真・撮影]

銀行のロビーなどを利用してサッカー写真の展示を行うミニミニ写真展を行っていたことは、このブログで毎回ご報告してきましたし、残念ながらコロナ禍の影響で、そのような展示方法ができなくなったこともご報告しました。それでも昨年は、10作目となる2020年バージョンの写真パネルを製作して、某サッカー場などで展示させていただきました。さて、今年はどうするか。連続10年続けたので、ここで打ち切り、というのも一考、続けるのも一考、と正直迷いました。そこで、我が県のサッカー協会の役員の皆さんにご意見をうかがいました。
「今年もサッカー場のロビーに展示してある写真パネルを子供たちが懐かしそうに、また楽しい思い出に触れるかのようにして眺めておりました。女子中学生が「今年のパネルはいつできるんですか?」と満面の笑みで尋ねてきました。協会として、できるのならぜひお願いしたい、という想いで一致しております」
上記のご返事をいただきました。嬉しい限りです。そして、私の撮った写真を誰かが見て喜んでくださる、カメラマンとしてこれ以上の喜びはありません。先月一ヶ月を費やして、2021年バージョンの写真パネルを製作しました。

写真パネル2021バージョン.jpg

11回目となれば作り方には慣れてますが、やはり納得いくものを作ろうとすれば、それなりの枚数の写真が必要になります。しかも各年代とも、一般的に思われている強豪校・強豪チーム以外の選手もなるべく多く載せようとすると、主たる大会の決勝・準決勝だけでなく、準々決勝や各年代のリーグ戦にも撮りに行かないとバリエーションが広がりません。それに加えこのコロナ禍です。中止されたり縮小された大会も有りましたから、撮りたくても撮れないこともありました。更に昨年は(私事ですが)私の実父母が相次いで亡くなる、ということもあって、撮れない時期もありました。それでも前年同様、県内のチーム・県内の選手だけ、しかも協会ホームページで使用していない初見の写真だけで完成させることができました。自画自賛と笑われてしまうでしょうが、上のB0サイズ(1456mm×1030mm)のパネルは、236枚の写真を使って選手のみで過去最大の291名を載せることができました。
撮りに行けない私の悔しさよりも、練習も満足にできず、試合ができなかった選手の方がもっと悔しかったに違いありません。それでも多くの関係者の方々の尽力で開催された試合(公式戦に限る)に、私もできる限り撮りに行って完成した写真パネル(B0サイズ1枚、B3サイズ4枚)です。まだ展示方法は未定ですが、多くの方々に見てもらえたら幸いです。そして毎年作成したということは、11年連続したパネルが有ることになります。「2021年は大変な年だったけど・・・」と振り返る時に、資料として、また話題のネタとして活用していただけたら幸いです。

今年も、一年後に同じような写真パネルを作れるように、頑張ります!

nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

今年の撮り始めは、例年通り [写真・撮影]

今年の撮り始めは、例年通り「全日本U-15フットサル選手権」(男女)でした。例年通りといっても、2018、2019年は撮りに行っていいませんが。

撮影開始1.jpg

「サッカーが撮れるからといって、フットサルが撮れるとは限らない」、これは過去に何度も書いてきたことですが、毎回撮る毎に反省する点がありました。今回は、メインで撮る機材を、1DX MarkⅡ+EF300mm F2.8 L IS、サブに1D MarkⅣ+EF70-200mm F2.8 L IS Ⅱ にしました。昨年までは殆どを、このサブの組み合わせで撮ったのですが、今年はどうしても単焦点のサンニッパをメインに使って撮ってみたくてチャレンジしました。フットサルの狭いピッチ36m×18m、撮影場所が固定、しかも屋内体育館、という条件では、明るいズームレンズが適しているのは自明でしょう。サッカーのように広いピッチだと、例えば50m先の選手が10m手前に走ってきたとしても、焦点距離的には何とかなります。しかしフットサルで20m先の選手が10m手前に走って来れば、ファインダーでとらえる選手の大きさが格段に変わることが理解していただけると思います。ハッキリ言って、コレを単焦点で撮るのは難しい(実際、一緒に撮っていたプロの方もほとんどが70-200 F2.8でした)。選手の動きもサッカーよりもずっと激しく俊敏なフットサルですから、AF速度・精度に高い性能が要求されますし、屋内ですから高感度耐性も要求されます。それらの点で今では1D4は見劣りがします。ここは1DX2を使いたいところで、そこで以前フットサル用にSIGMA 120-300mm F2.8 OS (中古)を購入して使ってみた件は、ご報告したとおりで、直ぐに手放しました。従って、今回はサンニッパの出番という訳です。

撮影開始2.jpg

単焦点のサンニッパで撮り始めて、ダメだったら従来のサブ機に切り替えるつもりで撮影をし始めました。撮影場所固定ですので、選手が近づけは300mmですから、ファインダーからはみ出してしまいます。それでも狙うポジションを絞った上で果敢に攻めの姿勢を続ければ、「撮れるじゃないか」と。一脚を使いましたが、三脚座のロックをフリーにして、近づけば縦で、離れれば横で、撮るようにして(AF指定ポイントは縦横で別々に指定)、単焦点の狭いスイートスポットを考慮しながらも攻めて撮れば(歩留まりが悪くなるのは覚悟の上)、昨年とはまた違う感じの画が撮れました。

撮影開始3.jpg

サブに持って行った 1D MarkⅣ+EF70-200mm F2.8 L IS Ⅱ でも全体の1/3程撮ってみましたが、やはり高感度耐性が現在の基準では低く、強くノイズリダクションを掛けると、髪の毛なんかがベタっとした感じになってしまいます。それに如何に中学生とはいえ、動きの素早いフットサルでは、1D4のAFでは決まれば問題ない画が得られるのですが、微妙に外したり、外してからの復帰が遅かったり(1DX2と比べてです)と、やはり年代を感じさせます。では今回メインで使った1DX MarkⅡ+EF300mm F2.8 L IS はどうだったかと言えば、サスガにAFは早い。ピンを外す時は外しますが、それでも追従すれば比較的機敏に復帰してくれますし、1D4のような曖昧さは少ないです。全てRAWで撮りましたが、DPPのノイズリダクションの掛け方は二段は違います。もし今後もこの大会を撮るなら、今回のメイン機材をチョイスするでしょうね。ただ私のサンニッパはⅠ型です。久しぶりにこのレンズを持ち出して撮ってみましたが、今の基準からすると「オールドレンズになったかな~」という印象も持ってしまいました。決して悪くはないのですがネ。

撮影開始5.jpg

さて例年だと、2月は撮影の予定が無く、次は3月から連戦になるのですが、それは新型コロナウィルス次第、ということでしょうか。既に我が県も若年者を中心に広がっているようなので、今年の撮影予定は不透明のままです(現在のところ)。様々な規制があっても、大会や試合が無事開催される限り、今年もできる限り撮りに行こうと思っています。

撮影開始6.jpg

撮影開始4.jpg


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

O-60 [写真・撮影]

サッカーでO-60とはオーバー60歳のことで、60歳以上のシニアサッカーを指します。先週末は我が県シニアリーグのO-60最終節を撮りに行ってきました。

O-60-1.jpg

シニアサッカーについては、このブログでも何度か紹介しましたが、どうしても他年代の大会が有るとそちらを優先してしまうので、なかなか撮りに行けませんでした(県協会のカメラマンとしては不甲斐ない)。先週末は天候にも恵まれて、時間も空いたので、丸一日5試合撮ってきました。

O-60-2.jpg

現役時代は活躍された旧知の方も出ていらして、ちょっとお話したのですが、「現役引退後に指導者としてのキャリアを続けて、今になって再選手登録して復帰してみれば、もうすぐにケガ(筋肉系)ですよ~」と笑っていました。それでも実に楽しそうにボールを蹴っておられました。

O-60-3.jpg

ただ「サッカーも生涯スポーツになったかな、とも思うけど、ちょっと敷居が高いかな、とも思うかな」と言っておられました。確かにサッカーはメジャースポーツになったのかもしれませんが、試合中は常に動いているスポーツですから、60歳を超えてから始めるにはケガのリスクが常に付き纏います。実際、このO-60のチームに所属して試合に出ている方々は、もちろん若かりし頃からサッカーを始め、50歳代からシニアサッカーを続けて、自らの体をそれなりに鍛えてきた方だと思います。そうでなければ、こんなに走れません(動けません・蹴れません)。それにサッカーはチームスポーツです。マイペースで、とか、その日の体調に合わせて、とかが難しい。公園などでジョギングを楽しんでいる高齢者の方々を見かけますが、そういった自分の体と相談しながら個人で楽しむスポーツと比べれば、確かにちょっと敷居が高いのかもしれません。

O-60-4.jpg


もちろん60歳以上のシニアの方に、中・高生のような俊敏な動きは期待できません。だからといって、手を抜いたようなプレイは皆さんしていません。60歳以上ですから、白髪の方も、ちょっとお腹の出た方もいらっしゃいます。時に試合中に笑顔が出ることもありました。でも、皆さん真剣に勝利を求めてプレイしていました。「遊びでやっているサッカーを、私は撮るつもりはありません」、かつて私はそう書きました。この60歳を超えてもなおサッカーをしたいという意欲をお持ちの方々の試合は、十分に撮る意味があると思った一日でした。

O-60-5.jpg

これで私の今年の撮り納めとなりました。今年一年を振り返って総括するには、まだちょっと早いかな。いづれまた機会を改めて書こうと思っています。

nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー