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サッカー撮影125(フィジカルコンタクト 前編) [サッカー撮影]

この「サッカー撮影」で解説調が続きましたので、今回は写真紹介が中心で。
サッカーは一つのボールを奪い合い、ゴールに入れて得点を競う競技です。その際、選手同士の体が接触する場面が多々あります。この身体的接触のことを「フィジカルコンタクト」と呼ばれています。

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ボールを保持している選手が奪われないようにする、ボールを相手選手から奪おうとする、そういったシーンが試合中に絶え間なく見られます。その際に身体的接触、つまりフィジカルコンタクトが生まれる場合が多いです。もちろんサッカーですから、ボールを手で扱うことは禁止ですが、体の一部または全体で相手選手に接して自由にプレイさせなかったり、手や足が絡まったりするケースはよく見られる光景です。今回からそんな場面の写真を紹介したいと思います。

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サッカー撮影124(縦か横か その8) [サッカー撮影]

縦写真・縦撮影・横写真・横写真それぞれで、メリット・デメリット・撮り易さ・難しさが有ることは、これまで書いてきたとおり。では、縦でも横でもない写真はどうでしょうか。斜めに撮る、ということです。

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これまで私は、縦であろうが横であろうが、地面を水平にした写真を載せてきました。それは、「それが基本」だと思うからです。選手は斜めの地面上でサッカーをやっているわけではありません。水平なピッチ上でプレイをしているのですから、それを写し撮るに当たっては、写真も地面を水平にすべき、との考えが基本に有る故です。しかしそれが基本だとしても、時に変化を付ける意味で、違った構図を模索する意味で、敢えてカメラを斜めにして撮ることも意味あることだと思います。

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ここで重要なのは、撮影者自身が「意図して斜めに撮る」ということです。手持ちや一脚使用で、「僅かに傾いた写真になってしまったけど、まあそれも良いかな」ではなく、「傾けて撮ってやろう」という撮影者の意思が有ってこそ意味ある写真だと思います。そのような意思が有れば、僅かに斜め、という写真にはならない筈です。分かりやすい例として、上の①の画を挙げました。フットサルの写真ですが、背景の横線模様や床と壁との境目を見れば、僅かに左が下がっていることが分かると思います。これは手持ち撮影した結果ですが、敢えて斜めにする意味はないと思われる画ですね。
かといって、45度まで傾けるのは難しいでしょう(ピント合わせも難しくなります)。これは構図の分野にもなりますので、(その力量が無いので)あまり突っ込んだ既述は控えさせていただきますが、私の場合は以下の図のような傾き具合を採用しています。もちろん実際には、瞬時に一脚ごと傾けてシャッターを切る、といった撮り方ですから、毎回正確な角度を維持できる訳ではありませんが。
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上図では、傾け方が僅かのように感じられるかもしれませんが、実際にファインダーで被写体を追いながらとなると、結構思い切って傾けないといけないことが実感できると思います。

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この傾けた写真の場合でも、トリミングが有効な場合が有ります。ただしトリミングはあくまで後処理です。傾けて撮ったつもりが、その度合いが少なかった、多すぎた、といった時に、それを補完する意味で使う方が良いと思います。水平に撮った写真をトリミングで斜めにするには、被写体に対して上下左右にかなりの余白が必要で、それは被写体を敢えて小さく撮ることに繋がり、これまで書いた主旨に反してしまいます。

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モータースポーツを撮られている方の写真を見ると、被写体であるレーシングマシンを画面の四隅に配した写真をよく見かけます。それは、マシンが走る軌跡を事前に予知できるため、構図を工夫して写真表現に利用することができるからです。それに対してサッカーは、1秒先のボールや選手の位置を予測することが難しいスポーツです。モータースポーツ写真のような構図の画を狙えば、カメラの設定もそれに合わせて変えなければならず、それは一瞬一瞬プレイが途切れることなく変わるサッカー撮影ではリスク(通常撮影でのシャッターチャンスを逃すリスク)が大きいですから、ここではお勧めしません。(もっとも、そんな画が撮れるようなスキルのある方なら、こんな私の記事を読む必要はないでしょうが)。

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いつも地面を水平に保って撮っていた方が、こうした傾けた写真に魅力を感じると、ついそればかり撮ってしまいがちです。最初に私は「地面を水平にした写真が基本」と書きました。それが基本だから、傾けた写真が新鮮に映り、魅力を感じるのです。傾けた写真ばかりを撮っていては、ハッキリ言って、飽きます。基本は基本としてしっかり撮り、時に変化を付ける意味で、余裕が有る時にチャレンジしてみる、という程度で良いと思います。

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さて、「縦か横か」のテーマで長々と書いてきましたが、今回で一区切りとさせていただきます。結論としては、どちらもアリ、です。しかしアプローチとしては、まず大きく撮ることを心掛けて横で撮り始め、慣れてきたら縦撮影に挑戦し、縦でも横でもどちらでも満足できる画が得られるようになったら、構図を考えたり、傾けるというバリエーションを加えられるスキルを身に付けられるのではないか、と思います。ただし、サッカー撮影は途切れない動きを切り撮る一瞬が勝負です。集中力が必須です。それは縦でも横でも斜めでも、同じでしょう。

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サッカー撮影123(縦か横か その7) [サッカー撮影]

トリミングの話が長くなってしまいましたが、元に戻ります。サッカー撮影において、縦撮影・横撮影、どちらもアリだと書きました。では、試合中に縦横の変更は可能でしょうか。結論を先に申し上げれば、可能だと思いますし、積極的に使って良いと思います。

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縦撮影・横撮影に於けるメリット・デメリットについて、これまで述べてきました。それを踏まえた上で、自身の撮影目的、撮った写真の使用方法、使用する機材、撮影ポジションを含む撮影環境、それら全てを考慮して、縦で撮るか、横で撮るか、決めればよいと思います(この時に、トリミングは考慮要素には入れないこと)。しかしそうは言っても、試合展開はどうなるか分かりません。両チームの力量差が有って、ワンサイドゲームになる場合もあるでしょうし、拮抗した試合で延長戦までもつれ込み、時間経過に伴い斜光に悩まされるようになるかもしれません。そもそも、一方のチームだけ撮ればよいのか、両チームを満遍なく撮らなければならないのか、でも違います。横よりも縦の方が難しい、と書きましたし、大きく撮ることを念頭に置けば、縦と横では一試合撮っても撮影枚数に違いが出るでしょう。それらを考慮して横で撮り始めたとしても、途中で縦で撮りたくなるシーンが現れるかもしれませんし、またその逆もあるでしょう。そんなときには、縦横を柔軟に使って構わないと思います。たとえば下の①と②は、同じ試合で同じ機材で撮ったものです。

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サッカーは一旦試合が始まってしまうと、プレイが途切れることの少ない競技です。しかしそれでも、途切れることはあります。タッチラインやゴールラインをボールが越えた時やコーナーキックになった時など。僅かな時間ですが、カメラの縦横を変えるぐらいはできます。私の場合ですが、三脚座の有るレンズを使って、一脚をレンズの三脚座に直接付けて撮っています。この三脚座、ちょっとネジを緩めればカメラボディを、縦から横へ(またはその逆へ)簡単に回せます。かかる時間は僅か1~2秒でしょうから、試合中の縦横の変更は十分可能です(できる機種であれば、縦と横で別々にAFフレーム指定しておくと便利)。三脚座の無い望遠レンズを使われている場合、手持ち撮影なら縦横の変更は任意にできるでしょうし、一脚を使っているなら、ボディと一脚の間に自由雲台を付ければ、僅かな時間で縦横の変更は可能だと思われます。下の③と④の画も、同じ試合で同じ機材で撮ったものです。

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サッカーの試合にはハーフタイムが有ります。その時間を使って、設定や機材を変えることは可能です。例えば私は、撮り易いズームレンズ+横撮影で前半のうちに使える写真の枚数を稼ぎ、後半には良作狙いで単焦点レンズ+縦撮影、といったこともやります。勿論、スポーツは筋書きの無いドラマ、ですから、機材を前後半で変えたとしても、必要に応じて縦横は変えますし、縦でも横でも同じように集中力を保つ必要は有ります。下の⑤と⑥の画も、同じ試合で撮ったものですが、⑤はズームレンズ、⑥は単焦点レンズを使っています。

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写真は長方形。縦と横ではいろいろ違います。その違いを一試合の中でも、時と場合に応じて駆使してみるのも良いかと思います。

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