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皇后杯 第42回 全日本女子サッカー選手権 [写真・撮影]

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「Jリーグ」や「なでしこリーグ」は、そこに所属するクラブチームによって優勝が決められます。それに対して「天皇杯」や「皇后杯」は、そうしたクラブチーム以外にも門戸を明けて、その年の日本一のチームを決める大会です。都道府県代表や地域代表を決定する大会には、大学生チームや高校生チーム(女子のみ)、地域の社会人チームも参加していますから、規模的にも歴史的にも重要な大会だと思われます。ただ今年はコロカ渦の影響で、天皇杯は大会方法を大きく変えざるを得なかったこと、ご存知の方も多いと思います。それに対して皇后杯は、例年と方式をあまり変えずに開催できたことは、きっと関係各所の方々の努力の賜物なのでしょう。例年通り、なでしこリーグ所属の20チームと、都道府県代表に勝ち上がって更に地域代表を手に入れた28チームを加えた、計48チームがトーナメント方式で今年の頂点を目指します。そして我が県でも昨日、皇后杯二回戦二試合が行われ、私も撮りに行ってきました。

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2008年から県サッカー協会のカメラマンとして活動し始めて毎年撮りに行っていますから、今年で13回目です。実は県内大会に関しては、県協会のバックアップもあって、(最初はそうではなかったですが)現在では比較的自由に撮らせていただいています。けれど天皇杯(今年は我が県では有りませんでした)と皇后杯に関しては全国大会ですから、ちょっと勝手が違います。撮影場所はゴール裏を除くゴールライン側に決められていますし、試合中の移動もできません。日本代表戦やJリーグの試合などで、ゴール横にカメラマンが並んでいる姿をテレビで見たことが有るかと思いますが、あの感じす。ナイターですと(光量不足は問題ですが)、順光・逆光を考えずに撮影できます。しかし日中屋外、しかも昨日のような快晴だと、光の方向を考慮せざるを得ません。またゴールライン側から撮ると、向こうサイドから私の居る側に向かって攻めてくるチームの選手は良く撮れますが、その反対に私側から向こう側に攻めるチームの選手は、どうしても後姿が多くなってしまい、撮り辛い。それでも呼ばれて撮る以上は結果を残さなければなりません。私にとって皇后杯は、それらを踏まえて自分の力量を試される大会だと思って、毎年チャレンジしています。

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第一試合は拮抗した試合だったので、前半はAチームの攻撃的選手がよく撮れ、後半はBチームの選手がよく撮れました。ところが第二試合は、結構一方的な試合展開で、前半はポゼッションで圧倒するCチームの選手が私の居る側に攻め上がって来るのでよく撮れましたが、後半はDチームの選手の攻撃が散発的で、Dチームの選手がなかなか撮れない。これではどうしても撮影枚数的に差が出てしまい、悩ましいところです。私の場合はチームカメラマンではないので、両チームとも撮らなければならない点が難しさを増します。タッチライン沿いに移動しながら撮れれば、そんな苦労も緩和されるのですが、それができない以上、少しのチャンスを逃さない集中力がより一層必要になりますね。でもそれはカメラマン事情であって、遠路からこんな田舎に来ていただいた選手たちは、全力でプレイしていました。まだまだ認知度が足りない女子サッカーなので、(コロナ渦の影響も有ったのか)観客数が少なかったことがちょっと残念なかな。

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今年は8月下旬から各種年代の大会が始まり、その後超過密日程が続いて今に至っていることは以前書きましたが、この状態がまだ続きそうです。毎週末撮影しては、寝る間を惜しんで撮った写真を見て、選んで、編集して、提出する、その繰り返しです。たぶん撮影を生業としている方々は当たり前のようにこなしているのでしょうが、家計を支える仕事をこなしながらでは(ホンネを言わせていただければ)なかなかにハードで、ちょっと疲れてきました。でも、頑張っている子達のために、年末までこのまま走り続けたいと思います。

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(今回も大会期間途中なので、掲載写真は無難なものしか載せられませんでした。スミマセン)

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