SSブログ

Ninja 400(2020年モデル)前編 [車・バイク]

Ninja-400-2.jpg

愚息2号が新車バイク、「Kawasaki Ninja 400(2020年モデル)」を購入して半年程が過ぎました。私も何度か乗ってみたので、ここでちょっとレビューを書いてみたいと思います。ただどうしても、自分のバイク「SUZUKI GSX-R 600(L3)」との比較になってしまうことをお許しください。
まず主なスペックを比較したのが下の画です。

Ninja-400-1.jpg

カワサキの「Ninja 400」は、2018年にモデルチェンジして現行型になりました。基本的には「Ninja 250」と共有することで、先代比-37kgと大幅な減量がされたモデルです。上の表ではGSX-R600と大差無い大きさのように感じられすかもしれませんが、GSX-R600がマスの集中化でこのクラスではコンパクトなだけで、乗り比べてみればNinja-400のスリムさ、軽量さがよく分かります。
とにかく乗り易い、楽です。その理由は、GSX-R600などのSS(スーパースポーツ)の前傾姿勢を強いられるライディングポジションに比べれば、ずっと楽な乗車姿勢で、それだけで長距離を走っても疲労度が全然違います。スポーツよりちょっとツアラー寄りの中間的なポジションでしょうか。そして、GSX-R600のシート高810mmはこのクラスとしては妥当な方ですが、短足の私では踵が少し浮きます(これが立ちコケの主原因か)。それに比べ僅か25mm低いだけですが、私でもベッタリと足が着くので、軽量なことと合わせて、私でも立ちコケする気配は皆無です。ハンドルもSSに比べればキレる方ですから、Uターンなども楽ですし(ハッキリ言ってGSX-R600でUターンするのは苦手)、ガレージから出すために押しても楽です。車両重量の差は20kg程なのに随分と印象が違います。この25mmと20kgの差とライディングポジションの差がライダーに与える影響は、数字以上だと思いました。それに加え、跨って見るとずいぶんスリムに感じます。GSX-R600はどうしても4発の重くて熱いエンジンを意識させられますが、2発のNinja-400はその点で軽快感が有ります。これなら、日常のストップ&ゴーの多い街中でも苦痛なく乗り出せます。
並列2気筒のエンジンは35kW(48PS)の出力ですが、ライトウェイトの車体に対して十分で、車重に対して低速トルクが有るので街中でも扱い易い。それに今はキャブレターではなくインジェクションですから、気難しいことは全くありません。今一番売れているバイクは250ccクラスでしょうから、「Ninja 250」のスペックも載せましたが、僅か1kgしか車重が変わらないのですから、250でシフトワークを駆使して楽しむのも良いですが、400ccに余裕が有るのは確かなこと。250には乗ったことが無いですが、トルクの厚みという点で差が有ることでしょう。しかも、スリッパークラッチを装備しているせいか(GSX-R600も装備していますが)クラッチが軽い。チョイ乗りでは問題なくても、一日中乗っていればこの差は蓄積され無視できないものになります。スタイリングも今風の逆スラントノーズのスポーティ感溢れるフルカウルですから、400ccバイクとして(価格を含めて)フレンドリーなスポーツ系バイクだと思います。

Ninja-400-6.jpg

(↑ コレは私ではなく、愚息2号です)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー