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オリンピアン [サッカーあれこれ]

「オリンピアン」とは、近代オリンピックに選手として出場した人物を指す言葉らしいですね。東京オリンピックは(現在もいろいろ有るようですが)、来週から開催される予定です。その男子サッカー競技に、日の丸を背負って戦う選手の一人に「旗手怜央」の名前が有ります。この私のブログを見て下さっているKin_gyoさんが先日、ご自身のブログで紹介していました。で、私も倣って、同名の「オリンピアン」という題名で、その旗手怜央選手の記事を書かせていただきます。もちろん、応援の意味を込めて、です。

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実は、我が愚息2号と旗手玲央選手は同じ年です。そして、中学時代はチームメイトだったのです。当時所属していたのは、我が市内にある、愚息1号も所属していた、県内では老舗のクラブチーム(中学年代のジュニアユースチーム)で、旗手君は隣の鈴鹿市から通っていました。1年生入団当初から技術とセンスは抜群に優れていましたね。ただ、まだちょっと体力的に劣る部分が有って、そこを懸命に努力していました。試合の時のポジションは、主にボランチをしていました(ウチの愚息2号は左サイドバック)。

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ユニフォームには「FC四日市」と書かれていますが、愚息と旗手君の所属していた時のチーム名はそうでした。現在は「TSV1973四日市」と名称を変えています。一時期は総数100名を超えたこともありましたが、最近は80名前後の選手がココで汗を流しています。K監督が発足したチームですが、中学年代のクラブチームとしては、我が県では当時は珍しく、創立から20年以上経っていると思います(詳しく知らなくてスミマセン)。そしてこのチームは多くのJリーガーを輩出しています(でも、静岡や大都市の有名校程ではないかもしれませんが)。その中の一人が、旗手玲央君です。

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このクラブ、土曜は練習で翌日曜は遠征して練習試合(またはその逆)、ということがよく有りました。そんな時、旗手君は最初から一泊二日のつもりでやって来ます。私が仕事から帰って家の玄関を開けると、薄汚れたシューズが二足。「ああ、また来ているな」と思ったら、家内の大声が聞こえます、「二人とも、洗濯物を直ぐ出して! 今から洗わないと間に合わないでしょ」と。愚息2号と仲の良かった旗手君は、よく我が家に泊まりに来ていました。そして、ベッドで三人が川の字になって寝たことが何回もありました。でも、礼儀正しくて、とても気さくな子で、憎めない人懐っこさを持った少年でしたね(ちなみにご両親とも仲良くさせていただきました)。

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このジュニアユースチームは、毎年何人かは県外の(サッカーの)有名校に進学するのですが、旗手君は「卒業後は静岡学園」と本人もご家族もそう決めておられたようでした。そこでまた切磋琢磨して、本人の努力と才能、そして周りのサポート有って、今回のオリンピックメンバーに選ばれたのでしょう。中学生活3年間だけの付き合いとはいえ、よく知っている人がオリンピックに出る、というのは、私は初めての経験です。日本開催ですから相当なプレッシャーがかかると思いますが、ぜひ頑張って欲しいものです(応援に行けないのは残念ですが)。

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すそ野にて 9(全日本U-15女子サッカー選手権) [サッカーあれこれ]

先日「第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会」の一回戦、二回戦が我が県で行われ、私もカメラマンとして参加しました。

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この大会も25回目ですから決して最近できた大会ではないのですが、昨年までは真夏に行われていたのが、今年はコロナ渦の影響でこの時期での開催となりました。無観客ではありませんが、会場内に入る際には必要十分な予防・拡散防止対策がとられていました。そのせいか、全国大会にも関わらず、ちょっと観客数が少なかったのが残念でした。皇后杯もそうですが、遠方からこんな田舎に来ていただき、熱い戦いを見れるのは、(関係者のご苦労はありますが)ありがたいことだと思っています。
都道府県代表を勝ち取って、地域代表決定戦で勝ち上がった32チームが、トーナメント形式で戦います。決勝は12月28日(味の素フィールド西が丘)で、男子の同年代の全国大会「高円宮杯 第32回全日本U-15サッカー選手権大会」と同じ日に同じ会場で行われ、動画のネット配信もあるそうです。この男子と同じにすることで、女子サッカー自体を盛り上げ、注目されるようにするのが、この時期に移動させたJFA(日本サッカー協会)の狙いなのでしょうか(私の推測ですが)。社会人&プロの天皇杯、高校生(男女)の高校選手権、そして中学生年代のこの大会が年末から年始に相次いで行われると、小学生年代の全日本U-12大会は以前から年末に全国大会が行われていますから(鹿児島県)、サッカー界としては何とも忙しい年末年始です。

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こういった、学校の部活チームとクラブチームの垣根を超えた全国大会というのは、学生年代のサッカーとしては進級・進学で毎年メンバーが変わるのですから新鮮でもあり、その年の目標となる大会で、それを目指して日々頑張る選手たちを見れば、各年代で必要だと思います。ただ、どうしても学校の夏休みや冬休みに開催されることが多く、昨今の日本の夏は酷暑ですから、この初冬の時期に集中するのは仕方ない面も有るかと思います(就職活動や進学の問題は有りますが)。今年はそれに加えて、コロナ渦の影響で気軽に越県して見に行けない、応援に行けないところが、ちょっと辛いですね。来年以降はぜひとも解消して欲しいものです。

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さて、この大会を撮っていて気付いたのが、40分ハーフの試合だということ。U-15とは15歳以下ですから中学生年代です。女子中学生にフルピッチで80分の試合をさせるというのは(酷暑でなくても)、なかなか厳しいと感じました。昨年までのこの大会は、30分ハーフの60分の試合でした。僅かの違いと思われるかもしれませんが、プレイする側から見れば全然違います。フルピッチ40分ハーフの試合というのは、男子高校生の標準的な試合です。もちろん試合中の選手交代はできますが、5名以内(ただし、後半の交代回数は3回以内)。これはU-15男子の大会に準じた結果ではないか、と推測してしまいます。小学生もそうですが、この中学生年代も成長過程の選手たちです。U-15と一括りにしても、まだまだ体の小さい子もいれば、高校生並みの体格の子もいます。何も体格だけで選手の優劣が決まるわけではないですが、一試合80分間フルピッチを走り抜けられる体力が要求されます。これはそういったフィジカルトレーニングを積んで、技術だけでなく体力面でも優れた選手を多く揃えないと上位には上がれない大会、と思ってしまいました。つまりは、大型クラブチーム同士の上位争いになるなあ、と。でも私は、義務教育期間中の中学生女子に、根性論を押し付けることを良しとは思っていません。
小学生の全国大会は、ハーフピッチで8人制、20分ハーフの40分間の試合です。それが中学生になると、いきなりフルピッチで11人制、30~40分ハーフの試合になります(地方大会では規定に差異がある場合有り)。この差はちょっと大きすぎるのではないか、と以前から感じています。それが「女子も」となると、一般の中学校部活チームや街クラブでは、なかなか敷居が高いのではないか、と現時点ではそう思えてしまいます。男女平等を無視するつもりはありません。成人では男女とも同じ規定で試合が行われるので、中学生以上では同じ、という考え方は理解できる一方、現実には女子サッカーのすそ野はまだ狭いのですから、それを広げるには(前回は高校年代の話を書きましたが)、この中学年代の底上げも必須だと思うのです。サッカーピラミッドの高い方から見れば、より厳しい条件で勝ち上がって来る選手やチームを育てたい思いが有るのでしょうが、すそ野から見れば、まだまだ頂を高くする為にすそ野を広げるべきではないのか、とも思ってしまいます。

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ユニクロキッズ大会のことも書きましたが、未就学児にボールを蹴る楽しさを教えてサッカーへ誘う、技術習得の速い小学生に試合に出ること、勝つことの夢を教える、それは大切なことで、これからも勧めていかなくてはならないことだと思います。そして、そうしてサッカーに魅力を感じた小学生男女が、スムーズに中学生になっても続けられるような体制を作ることも必要なのではないか、とも思います。男子に関しては、あくまで地方在住の私の目から見ただけですが、ある程度できつつあるように思います。そこで、女子も同じように、との考えは理解できますが、一部の大型クラブチームしか勝てない大会を開催するだけでは、女子サッカーのすそ野を広げるにはどうかな?、と思った次第です。

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それでも、全国大会に出られるかどうか、全国大会で勝てるかどうか、の試合となれば、女子中学生といえど、選手は全力を尽くします。勝って仲間と喜び、負けて悔し涙を流す、それは年代性別を問わず共通です。スポーツの、チームスポーツの素晴らしさだと思います。ピッチサイドからレンズを向ける彼女たちを写真に収めながら、そう感じると同時に、今後の少子化が危惧される日本で、「子供の数は減っているが、女子サッカー人口は増えている」そうなって欲しいと思いました。

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(今回も大会期間途中なので、掲載写真は無難なものしか載せられませんでした。スミマセン)

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第44回 全日本U-12サッカー選手権大会 県予選 [サッカーあれこれ]

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8月のお盆過ぎから本格的に始まった私のサッカー撮影ですが、各種大会の当県での開催スケジュールが順次決まっていく度に自分の時間を空けて、毎週末撮影がずっと続いています。女子の大会から始まって、中学生、高校生、そして現在は小学生の大会「第44回全日本U-12サッカー選手権大会 県予選」を撮っています。小学生年代としては全国大会のある最も大きな大会。最終学年の小学6年生にとっては最大の目標であり、このコロナ渦の中でも開催されることになって、まずは良かったと思っています。もう都道府県代表が決まっているところもあるかと思いますが、我が県では今月末に決勝が行われることになっています。

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とはいえ、コロナ渦の中での開催ですから、我が県では原則無観客での開催となっています。他の年代の大会でもそうですが、「このユニフォームで試合するのが最後」「このチームメイトで試合に出るのが最後」という最後の試合になる場合も多く、選手を支えてきた保護者の方々にとっては「見たい!」という気持ちも大きいと思います。運営する役員の方々もそれは重々承知しているのですが、感染防止・拡大防止の意味で、苦慮した結果だと思います。
ただ、中学生年代のクラブチームや高校チームと違って小学生チームとなると、自前のバスなどを持っているチームは殆ど無く、よって保護者の送迎が必須となるケースが多く、(都会では事情が異なるかもしれませんが)試合会場まで送って来たけど試合を見てはいけない(見たいのに)、というのは、なかなか酷のような気もします。私も選手の保護者だったので、その点はよく分かるつもりです。けれど、「ここで感染者を出してはいけない」「もし感染者が出たら、大会自体ができなくなる」という役員の方々の気持ちと努力も理解できます。秋も深まり、空気が乾燥してくるこの時期に、コロナウィルスの新規感染者の増加が毎日のように報道されています。県サッカー協会に繋がる身としては、意地悪や怠慢で無観客にしている訳ではないので、「ここはどうかご理解ください」とお願いするしかないですね。そして特効薬が開発・配布されるまで、「withコロナ」の状況が続くと思います。来年になれば元に戻る、という保証はどこにもありません。暫くはこうした状況下での大会開催が余儀なくされる可能性が高いですから、我慢の必要性を理解しつつ、許容する気持ちを持っていただきたい、と切に願っています。そして、厳重な検査の後に会場に入るカメラマンも、見れない保護者の方々のために、しっかり撮る責任があると実感しています。なので今年は、自分の休みの殆どを潰して撮り、寝る時間を削って編集し、大会終了後スムーズに閲覧できるよう、私も微力を尽くす所存です。

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保護者の目が有ろうが無かろうが、選手たちは精一杯のプレイを続けています。確かに、今年前半に練習や練習試合ができなかった影響を感じることもありますが、全国大会出場を掛けた試合なのですから、選手全員が全力プレイです。その点では例年と何ら変わらないことをご報告しておきます。

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(大会途中なので、今回も掲載写真は無難なものしか載せられませんでした。スミマセン)

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