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ハリアー GR SPORT ファーストインプレッション(その2) [車・バイク]

さて、納車されたハリアーGR SOPRT です。パッと見て、この面構えが気に入らない方にはお勧めできません。

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まずは、35mmダウンされた感じはイイですね。ノーマルハリアーに比べてホイールアーチと大径タイヤとの隙間が適度で、SUVに有りがちな腰高感が少ない。ただ真横から見ると、ちょっとオーバーハングが長いかな、という気もします。ホイールベースが全モデル並みであれば、もう少しタイヤを四隅に追いやれて、バランス的に良かったと思われますが、まあ仕方ないでしょう。そのフロントの見栄えはカタログ通りで、彫りの深い押し出し感があります。標準モデルにフロントスポイラーを付けると、全高は変わらずに最低地上高が下がるので、やや腰高感が残りますが、その点は35mmダウンすることを前提にしたこのフロント部の造形ですから、そんな腰高感も無く、かといって段差や駐車場の車止めも気にすることも無く、トータルスタイリングはこちらの方が良いと思いました。サイドステップは無くて黒色塗装のみですが、個人的にはその必要性を感じません。

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リアの造形は好みの別れる所ですが、ノーマルの簡素な造りよりはずっとマシで、全体的なデザインはカタログで見たとおりの好印象でした。ノーマルのプレーンな感じが好きな方にはお勧めできませんが、エアロパーツを追加して尖がらせたスタイルよりも、私はこちらが好きです。

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ベース車のELLEGANCEは、225/65R17+7Jアルミホイールですが、その上位グレードの235/55R18+7.5Jより更に上の、235/50R19(ブリジストンDUELER H/P SPORT)+8Jアルミ(ENKEI製)が付いてます。見た目は(コレって意外と大事で、所有感に繋がります)ノーマルとは明らかに異なり、メーカーのカタログモデルにしてはフェンダーまでの張り出しも十分で、遠くから見ても差別感はあります。アルミホイールのデザインが他のGR SPORTと同じ意向なのはちょっと惜しいですが、これは仕方ないでしょうね。

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フロントシートにはGRバッチが貼られています。座ってみると、シートが明らかにノーマルとは違います。座面サイドの盛り上がりが大きく、腰部の張り出しも大きく、グッとホールドしてくれます。国内専用車ですから、日本人の体形に合わせたのでしょうが、セミバケット風シートと呼んで良いと思います。表面は合成皮を使って組み合わせたもので手触りも良く、中央部はスエード調なので滑るようなことも無く、ホールド感はこの車の趣旨に有ったものだと思いました。それ故、これを窮屈と感じる方もいらっしゃるかもしれませんから、ルーズに座って運転するのが好みの方にはお勧めではありません。なお、運転席は電動調節ですが助手席がマニュアルなのはベース車と同じです。

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そしてGRの表示がはめ込まれたステアリングが、ノーマルより明らかに小さい。メーターがギリギリ見えるまで小径化されています。今までウレタンのステアリングを握ってきましたが、こうしてみると「やっぱり手の触れる部分(ステアリングとシフトノブ)は本革が一番」との思いを強く感じます。この小径化されたステアリングは、小舵角時での軽快さを狙ったもので、少々大柄なボディを振り回すには適しています。もちろんノーマル同様、ステアリングに各種スイッチも付いていますから、スポーツ一辺倒、という訳ではありません。
内装はベースとなったELLEGANCEに準じたものですが、ペダルがディンプルの付いたアルミになっていたり、黒を基調としながらダークシルバー色を各所に施したり、ステッチもシルバーになっていたりして、スポーティさを狙った割には高級感があります。アクアの時に内装を酷評した私ですが、あの内装に比べれば雲泥の差が有ります。個人的には、センターコンソールなどに使われているピアノブラックのパネルは、ちょっとホコリなどが目立つかな、とも思いますが、概してこのハリアーGR SPORTの内装は、最下位モデルをベースにした割には、スポーツ性を重視したモデルでありながら、値段に恥じないトヨタクオリティだと思いました。

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