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ヤングなでしこ [サッカーあれこれ]

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U-20女子ワールドカップが先週末閉幕したことは、皆さんご存知だと思いますし、我が「ヤングなでしこ」が3位決定戦でナイジェリアを下して、銅メダルを獲得したこともご存知の事と思います。FIFAの国際大会が日本で行われることは、2002年の日韓W杯以来の事で、しかも、当初ウズベキスタンで開催される予定が、今年2月に急遽日本で行われることになったため、準備不足や観客動員の不安もあったようですが、ロンドン五輪での「なでしこジャパン」の活躍の後押しもあり、またゴールデンタイムでのテレビ放映のお陰もあって、なかなか成功裏に終わったのではないでしょうか。男子のW杯だけに拘らず、こうしたFIFAの国際大会を、今後も日本で開催していってほしいですね。それが、日本でのサッカーファミリーの拡大を生むと思うからです。
さて、「ヤングなでしこ」の最終戦となったナイジェリアとの3位決定戦は、2-1で日本の勝利となりましたが、この試合で得点したのは、田中陽子選手と西川明花選手でした。この2選手、いづれも私、直に見たことが(撮ったことが)あります。というのは、我が県で試合をしたことがあるからです。

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2年前の2010年全日本女子サッカー選手権一回戦が我が県で行われた際、JFAアカデミー福島の一員として、背番号13を背負うMFが田中陽子選手(当時17歳の高校2年生)。体格は普通の高校生のままでしたが、実にクレバーな動きをする選手で、それは多分、確かな基礎技術の元に成り立っているように思って見ていました。特別大柄でもなく、足が特に速いわけでもないと思いましたが、体格で勝る大学生を相手に、フィジカルで押される前に「いなす」、何とも上手いプレーヤーで、これで17歳なら日本の女子サッカーの将来は明るいな、と思った次第です。

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もう一人の西川明花選手は、同じく昨年の全日本女子サッカー選手権一回戦で、FC高梁吉備国際大学の一員として、背番号9を付けていました。彼女(当時19歳)は見かけどおり、何とも野性味溢れるプレーぶりのFWで、縦横無尽にピッチを駆けまわり、2得点を決めていました。フィジカルコンタクトをものともせず、嗅覚鋭くゴールを狙う姿は、男子顔負けのゴールゲッターに見えましたね。

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当県で、天皇杯や全日本女子のような全国規模の大会を開催できている(一回戦ですが)お陰で、ボランティアカメラマンとして協会のお手伝いをしている私にも、こうした選手を写す機会に恵まれた、という訳です。そう考えれば、採算面では当然厳しいであろう地方での開催も、見に行く価値が見出せるのではないか、意義ある事ではないか、と思えます。Jリーグの試合などは観客数も多く、交通手段のことなど考えると、「気軽に」とか「暇だから」とかで見に行くには躊躇してしまう方でも、近所でこんな試合があれば、覗いて見るのもいいかもしれませんよ。
余談ですが、今回の「ヤングなでしこ」を見ていて私的には、180cm級のゴールキーパーが欲しいなあ、と思いました。女子で180cm? いえいえ不可能ではありませんよ、女子バレーボール界を見てみれば、ね。

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